蓮「7代目羅針は滝と白木
が影でしっかりと支えて
くれてるチームやねんな。
俺はそんなに必要ないねん
格好だけの総長やったから
あの2人がいなくて俺だけ
おってもあかんかったわ」
達郎「なんかいいっスね。
幹部を褒める総長って」
蓮「ほんまの事やからな」
達郎と話をしてからすぐに
滝達が合流してきた。
そのまま一緒に話をして
明け方に家に帰っていった
高校最後の夏休みはずっと
バイトと彼女と集会と鍛錬
に時間を使っていた。
穏やかで静かな夏休みだ。
何事もなく過ごせていた。
蓮「平和やなぁ・・・」
平和すぎてつまらなかった
高1の夏休みは有也と一緒
に神戸連合に乗り込んだ。
最後にロバートと瀬戸が
途中で乱入してきたっけ。
去年は野球をしてたなぁ。
勢いだけで始まった野球に
素人軍団で挑んでいたなぁ
素人軍団なのに勝つ気持ち
だけは強かったんよなぁ。
瀬戸がチームを引っ張って
ロバートが裏エースだった
楽しかったなぁ・・・
蓮「あれ・・・あかんわ」
思い返すと涙が溢れてくる
瀬戸とロバートと一緒に
過ごした日々は辛かった。
だけど楽しくもあった。
あんな経験は・・・
もう味わえないんだろう。
そしてあんなに勝つ姿を
見せてくれる人はいない。
もう・・・いないんだ。
そう思うと涙が出てきた。
蓮「あかん。あかん。
俺も強くならへんとなぁ」
インカのみんなみたいに
いつまでも引きずってたら
いけないと思ってたけど
関係のない俺がいつまでも
引きずってたらいけない。
俺は・・・関係ないから。
そして夏休みも終わって
学校は2学期を迎えた。
瀬戸とは学校で会うけども
あまり話す事もなくなった
話せなかったから・・・
俺と瀬戸が話せばだいたい
ロバートの話になるからだ
今までもほとんどそうだ。
話すと辛くなってしまう。
だから・・・話せなかった
学校も2学期になると進路
について面談が入ってくる
進路相談の時期に入ってた
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