蓮「へぇ。そうなんですか
お2人も昔はそこらへんの
連中と一緒だったんですね
ちょっと安心しましたよ」
ロバートと出会った中1の
頃は魔人さんも死神さんも
ロバートに振り回されてた
死神「まだ中1やからなぁ
礼儀もなんにもなかった」
瀬戸「あの頃って今みたい
に大所帯やなかったから
まだ自由ありましたよね」
魔人「あぁ。あったなぁ。
今はほとんどないけどな」
蓮「なんでなんですか?
今も自由そうですけど」
死神「立場が上になると
自由はなくなっていくねん
あんまアホみたいなことは
できんくなってくるねん」
蓮「そういう意味ですか」
人の上に立つとなると
自分勝手な行動と言うのが
できなくなってくる。
上の立場になった時には
これがわかっていなければ
貫禄がなくなってくる。
それは俺も知っていた。
村田「まぁそんなとこや
おっ。もう5時やないけ」
死神「そろそろ帰るかな。
俺は学校のやつらと一緒に
遊ぶ約束してんねんや」
瀬戸「また合コンです?」
死神「またってなんや?」
瀬戸「商業で女子が多くて
いつも合コンみたいやん」
死神「バカ言うなや。
ただの飲み会やないけ」
瀬戸「羨ましいなぁ~」
死神「じゃあ明も来いや。
別に連れてったるけど?」
瀬戸「いえ。遠慮します。
勘違い女が多そうなので」
死神「いつもそうやんけ」
魔人「まぁでも帰ろうか。
みんなこの後予定あるし」
蓮「忙しそうですよね~」
瀬戸「忙しそうに見える?
隠してるつもりやけどな」
蓮「昨日今日知った訳とは
違うんやぞ。隠してても
忙しいのぐらいわかるわ」
瀬戸「そーか。お前も
いちいち暇人なんやな」
蓮「お前よりかはな」
俺だって忙しい方だけど
瀬戸にそう言われたら暇と
しか言えなかった。
魔人「おーい。勘定して。
領収書切ってくれよな」
魔人さんは全員の分を
黙って支払ってくれていた
そして表へ出て行って
最後に挨拶をかわした。
-家庭訪問- 完
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