g-33話 自己満足

2022年8月27日土曜日

②-家庭訪問-

t f B! P L
橋本「自己満足はいらん。
お互い殴り合って勝っても
負けても認めあうってのは
どっちでもええ話やねん。

自己満足に重点を置くなら
喧嘩は殴り合う事になる。

それでどっちが強いかを
争っていくんやろうけど」

宮根「まぁそんな感じや」

橋本「そういう強さとは
また違う方の強さでな。

どんなタイプが相手でも
ぶち壊して叩いていく強さ
の方が俺は欲しいねんや」

沢田「それはなんでや?」

橋本「なんでもかんでも
侵略したくはないからや。

わかりやすく言ったらな。
ヤンキーが調子に乗っても
俺の周りに迷惑をかけて
なかったら見過ごしたい。

俺の周りまで迷惑をかけて
きたら話は別やねんけど」

宮根「自分に迷惑がかかる
かどうかってことか?」

橋本「そんな感じかな。
正義ではないって事やな」

宮根「なーるほどなぁ~」

瀬戸「力を持ってしまうと
扱う側として難しいねん」

村田「力に溺れてしまって
誰にでも力向けたらあかん

正義感気取って調子のって
人助けしてもあかんねん」

沢田「そうなんかいや」

橋本「いずれわかるやろ。
今はまだわからんでいい」

この時言っていることは
まだ俺にはわからなかった

そして時間が過ぎていって
もう夕方になっていた。

橋本「う~ん。6時かぁ。
そろそろ家に帰るかな~」

宮根「そやな。帰ろうや」

沢田「あれ?帰るんか?
夜ご飯あるねんけどやぁ」

橋本「なに?そうなん?」

沢田「いつもこんな時間に
解散なんてしてへんやん」

橋本「今日は家やないけ。
あんま迷惑かけられへん」

いつもは夜9時ぐらいまで
遊んだりする事が多かった

まぁ外で遊んでいるから。

家になるとあんまり遅く
なると迷惑がかかってくる

だから夕方で帰るらしい。

でも俺はどうせ9時ぐらい
までいると思ってたので
晩御飯も全員分頼んでいた

気をきかせたつもりだ。

橋本「ピザが食べたい」

沢田「はっ?マジで?」

橋本「出前にしようや。
俺達ご飯用意されてもなぁ
作法それほどできへんし」

宮根「俺は全然わからん」

この一言で出前に変更した
自分の部屋で食べる事に。

俺は適当にチラシを持って
きてみんなで選んでいた。

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