g-32話 単細胞

2022年8月26日金曜日

②-家庭訪問-

t f B! P L
寛太「金田・・・お前は
なんで俺を裏切ったぁ?」

金田「裏切る?裏切って
なんかいません。寛太さん
を助けに来たんですから」

寛太「助ける・・・?」

金田「ええ。そうですよ。
あのまま私が来なかったら
まだやられてたでしょう」

寛太「ちっ・・・」

寛太達も黙って家に入った
さすがに寛太も金田さんの
言ってる事がわかっていた

そして・・・俺達は・・・

沢田「いてててて。ギブや
痛いから早く離してくれ」

橋本「このように力のある
者には関節で戦えばいい」

ロバートから上手な戦い方
を教えてもらったりしてた

宮根「でもやぁ。喧嘩って
やっぱ殴り合いやない?」

沢田「確かにそうやなぁ」

宮根「関節とかってなんか
違う感じがするねんけど」

橋本「不良はそうなんか?
殴り合ってるだけやったら
怖さが伝わらないやんか」

宮根「怖さ?十分怖いぞ」

橋本「そうかな?」

沢田「俺も宮根に賛成や」

瀬戸「やっぱバカやなー」

村田「単細胞はバカやー」

宮根「なんであかんねん」

橋本「殴り合うだけの怖さ
ってのは一時的な怖さや。
俺の言ってるのは永続的な
怖さの事を言ってるねん。
刃向かってこないように」

村田「後悔させるぐらいの
怖さを与えたるねんでー」

瀬戸「力のある者に力で
挑む事以外考えられない
やつはそう怖くはないぞ。
頭も悪いねんからなー」

宮根「なるほど・・・」

沢田「そうなんか・・・」

確かに俺とタイマンした時
の橋本は怖いって感じた。

俺よりも細く不良ではなく
普通のやつにしか見えない

でも喧嘩してすぐわかった
俺はこいつには勝てないと

あの時のタイマンで・・・
俺は殺されると思ってた。

的確な打撃と技の危険さが
俺にそう思わせていた。

心を折られてしまってた。

宮根「質の・・問題か?」

橋本「質っていうよりなぁ
目指す方向の問題かなぁ」

沢田「どういうことや?」

瀬戸「沢田はバカやなー」

村田「学力が低いよなー。
もっと勉強しろよなー」

バカにされながらでも
どうしても聞きたかった。

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