g-30話 喧嘩売り

2022年8月24日水曜日

②-家庭訪問-

t f B! P L
宮根「あれが兄か?」

沢田「あぁ。そうやねん」

橋本「ふーん。そっか」

そう言った後にロバートが
息を吸って大声で叫んだ。

橋本「沢田の兄ちゃんは
バカそうやな~。挨拶も
できへんねんもんな~。
子供でもできる事やのに」

沢田「おいおい。マジか」

ロバートが喧嘩を売ってた
寛太が挨拶しなかった事に
対してむかついたみたいだ

寛太達の足が止まった。

寛太「あ?なんやと?」

橋本「もっかい言わないと
わからへんのかな~?頭も
一緒に悪いみたいやな~」

寛太「お前なめてんのか?
俺に喧嘩売ってんのか?」

寛太が近づいてくる。

橋本「理解も遅いんやなぁ
喧嘩売ってるねんって~」

ロバートも近づいていく。

沢田「おいおい。やめろ」

瀬戸「もう遅いって」

村田「止めるんやったら
もっと手前で止めないと」

沢田「えっ?」

そう・・ロバートはすでに
戦闘体制に入っていた。

今止めてももう遅かった。

止めるのなら寛太が挨拶を
無視してそのまま横を通り
過ぎる時に止めなければ
いけなかった・・・

よそ見をした瞬間だった。

ドンッ・・・ドゴッ・・・

殴った音の方向を見ると
そこに寛太が倒れていた。

寛太「うっ・・あっ・・」

橋本「ほれ。立ちなよ」

鼻血を出して倒れていた。

沢田「何が起こったんや」

宮根「間合いに入ってから
飛んで鼻に左ストレート。
その後左廻し蹴りやった」

宮根が震えながら話してた

第三者目線から見た時に
わかることと言うのがある

以前橋本にやられた時に
橋本の技を自分が喰らって
いたと思ったら怖くなる。

それほど鮮やかで打撃部分
の狙いの精度が高かった。

橋本「早く立てって~。
追い打ちせんとわざわざ
待ってやってるねんから」

寛太「てめぇ。俺にこんな
事してわかってんのか?」

橋本「なんもわからへん。
どうなんのかなぁ~?」

寛太「俺はヤクザの息子や
俺を殴ったって事はやなぁ
うちのヤクザ共が黙って
られへんねんや。

ヤクザの息子に手を出す
ってことはヤクザに喧嘩を
売るって事と同じやぞ」

橋本「なんやねん。それ。
めっちゃつまらん奴やなぁ
ガッカリしちゃったよ~」

寛太「なに?」

ロバートはなにもびびって
いたりしていなかった。

逆にびびってたのは寛太だ
寛太が追い込まれていった

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