宮根「あれが兄か?」
沢田「あぁ。そうやねん」
橋本「ふーん。そっか」
そう言った後にロバートが
息を吸って大声で叫んだ。
橋本「沢田の兄ちゃんは
バカそうやな~。挨拶も
できへんねんもんな~。
子供でもできる事やのに」
沢田「おいおい。マジか」
ロバートが喧嘩を売ってた
寛太が挨拶しなかった事に
対してむかついたみたいだ
寛太達の足が止まった。
寛太「あ?なんやと?」
橋本「もっかい言わないと
わからへんのかな~?頭も
一緒に悪いみたいやな~」
寛太「お前なめてんのか?
俺に喧嘩売ってんのか?」
寛太が近づいてくる。
橋本「理解も遅いんやなぁ
喧嘩売ってるねんって~」
ロバートも近づいていく。
沢田「おいおい。やめろ」
瀬戸「もう遅いって」
村田「止めるんやったら
もっと手前で止めないと」
沢田「えっ?」
そう・・ロバートはすでに
戦闘体制に入っていた。
今止めてももう遅かった。
止めるのなら寛太が挨拶を
無視してそのまま横を通り
過ぎる時に止めなければ
いけなかった・・・
よそ見をした瞬間だった。
ドンッ・・・ドゴッ・・・
殴った音の方向を見ると
そこに寛太が倒れていた。
寛太「うっ・・あっ・・」
橋本「ほれ。立ちなよ」
鼻血を出して倒れていた。
沢田「何が起こったんや」
宮根「間合いに入ってから
飛んで鼻に左ストレート。
その後左廻し蹴りやった」
宮根が震えながら話してた
第三者目線から見た時に
わかることと言うのがある
以前橋本にやられた時に
橋本の技を自分が喰らって
いたと思ったら怖くなる。
それほど鮮やかで打撃部分
の狙いの精度が高かった。
橋本「早く立てって~。
追い打ちせんとわざわざ
待ってやってるねんから」
寛太「てめぇ。俺にこんな
事してわかってんのか?」
橋本「なんもわからへん。
どうなんのかなぁ~?」
寛太「俺はヤクザの息子や
俺を殴ったって事はやなぁ
うちのヤクザ共が黙って
られへんねんや。
ヤクザの息子に手を出す
ってことはヤクザに喧嘩を
売るって事と同じやぞ」
橋本「なんやねん。それ。
めっちゃつまらん奴やなぁ
ガッカリしちゃったよ~」
寛太「なに?」
ロバートはなにもびびって
いたりしていなかった。
逆にびびってたのは寛太だ
寛太が追い込まれていった
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