橋本「バラと彼岸花が
めっちゃ好きやねんけど
彼岸花は縁起悪いから
バラって言ってるねん」
沢田「バラ好きなんか?
バラ好きって珍しいな」
橋本「めっちゃ好きやな
美しいのに欠点がある。
その欠点があるからより
綺麗に咲けるんやんけ」
宮根「おおっ。すげえな
なんかちょっと感動や」
沢田「彼岸花の方は?」
橋本「彼岸花はただ単純
に綺麗すぎる花やからや
あの花は別格に綺麗や」
宮根「そうなんか?」
瀬戸「彼岸花は縁起が
悪いけどめっちゃ綺麗」
村田「それぐらい常識」
宮根「普通は知らんやろ。
お前らがおかしいねんや」
瀬戸「このあたりにさぁ。
バラ咲いてたら綺麗やと
思うねんけどなぁ~」
村田「この辺りはどう?」
橋本「そうやなぁ」
宮根「あれ?無視かいや」
沢田「はははっ。お前は
無視されてるみたいやな」
宮根「うっさいわ。お前も
無視されてるやないけ」
宮根は無視されていた。
そして俺も無視されていた
勝手にバラを育てる花壇の
位置を決められていた。
橋本「おーい。沢田ぁ~。
ここに育てるからなぁ~」
沢田「めっちゃ勝手やな」
そして勝手に決められる。
別にそれは構わなかった。
橋本「明日種を持ってくる
から水は適当にやってや」
沢田「俺が育てるんか?」
橋本「うん。そうやで。
だって俺の家やないもん」
沢田「確かにそうやけど」
宮根「あははははっ」
こうやって普通に話して
いじられるって言うのは
何年ぶりだっただろう。
あたふたしたり必死に
なっている自分が新鮮で
なんか楽しくて嬉しい。
これが友達なのかなぁ?
そんな気分に浸っていた
俺にとって大事な奴らだ
それに大事な居場所だ。
そう思えてきていた。
そうやって話をしている
時に寛太が帰ってきた。
バカな仲間達をつれてた
橋本「こんにちわぁ~」
寛太「あ?なんやねん。
誰や?お前らぁ」
沢田「おい。寛太。
なんで喧嘩腰やねん」
寛太「清人の友達かいや。
弱そうな奴らばっかやな」
仲間「おい。カン。そんな
奴ら相手にせんとこうや」
寛太「あぁ。そうやな」
寛太はでかい態度をとって
俺達の横を通り過ぎていく
仲間数人と一緒に・・・
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