橋本「そうか。じゃあ沢田
は大丈夫そうやな。兄貴が
親の権力を使っててもなぁ
俺達には関係ないしなぁ」
沢田「どういう事や?」
橋本「俺らがつるんでるん
はお前や。兄の方やない。
沢田が権力を使ってないの
がわかればそれでええの」
沢田「そうなんかいや」
瀬戸「そうそう。バカでも
救いのないバカじゃない」
村田「それを見てたんや」
ロバートはヤクザの息子と
して見ているのではなくて
俺個人を見てくれていた。
宮根「おい。なんか出せや
喉かわいてんや。ジュース
かなんか早く出せやぁ」
瀬戸「それは俺も思うー」
沢田「わかった。わかった
じゃあちょっと待ってろ」
橋本「悪いな。頼むわ」
俺は台所に行って適当に
飲み物とお菓子を探した。
沢田「これぐらいかな。
よし。こんなもんやなぁ」
??「どうされました?」
沢田「あぁ。金田さんか。
ちょっと友達来てるねん」
俺に声をかけた人はうちの
組の参謀の人だった。
いつも俺の事を気にかけて
優しくしてくれる人だ。
金田「そうなんですか・・
坊ちゃんのお友達ですかぁ
私がお持ちしましょうか」
沢田「いいよ。いいよ。
自分で持っていくから」
俺は部屋へ戻っていった。
戸を開けて中に入った。
沢田「おーい。持ってきた
・・・って何してんねん」
瀬戸「見たらわかるやろ」
沢田「いや。わかるけど」
橋本「人生ゲームがあった
からやってるねんや。俺は
今医者になったところや」
沢田「俺もやらせてくれや
俺だけ仲間ハズレかいな」
橋本「あかん。無理や。
俺医者になったんやから」
沢田「なんやねん。それ」
瀬戸「人生ゲームの職業で
医者は一番給料が高いねん
その職業についたら途中で
やめれる訳がないねんや」
沢田「そんな本気なんか」
橋本「人生ゲームも勝負や
本気でやらんといい人生を
送る事ができへんやんけ」
たかがゲームだけど・・・
なんか説得力があった。
俺はみんなのゲームが
終わるのをただ見ていた。
めっちゃつまらなかった。
俺も一緒にやりたかった。
人生ゲームが終わってから
みんなでお菓子を食べ出す
そして少し話をしていた。
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