g-17話 過大評価

2022年8月11日木曜日

-高校3年生-

t f B! P L
総長「でも零を潰さないと
羅針とは肩を並べれないと
思っているんですけどね」

蓮「零なんて潰さなくても
俺達と肩を並べれるって。
羅針はそんなすごくない」

過大評価をされていた。
ちっちゃい族なのに。

総長「羅針をすごくないと
言う族なんていませんよ。
野田さんは羅針のすごさを
わかってへんのですねぇ」

蓮「そっちが過大評価して
るだけやないんか?」

なぜか俺が怒られてるよう
な感じで言われていた。

総長「羅針には幹部の
滝さんと白木さんがずっと
いますよね?あの2人って
すごいと思いませんか?」

蓮「あの2人がおらんと
今の羅針は無かったやろな
あいつらがすごいとは思う
ことはないけどあいつらが
必要やったんは思うけど」

総長「野田さんから見ると
すごさがわからんのかな?

滝さんと白木さんみたいな
幹部ってそういないですよ

そんな2人が一歩引いて
野田さんを立ててるんです

そんな事ってできますか?

もし羅針が野田さんがいる
時に一歩引いてていない時
に態度を変えて威張ってた
ら羅針はすごくないです。

でも違いますやんか。

野田さんがいようがいまい
が関係なく一歩引いてる。

羅針だけなんですよ。
そういうのがあるのって」

蓮「まぁ仁義礼智はなぁ。
大事な事やからなぁ・・」

総長「そんな羅針とね。
今の俺達が肩を並べられる
わけなんてないんですよ」

蓮「うーん・・・そうか」

なんか上手くできなかった
インカのように上手に喧嘩
を売る事ができなかった。

総長「じゃあ失礼します」

闇市の総長と幹部達は俺に
一礼をしてそのまま横を
通り過ぎていく。

蓮「零の総長は俺とさっき
タイマン張ったんやけど」

総長の足が止まった。

総長「冗談きついですね。
野田さんとタイマンを?」

蓮「あぁ。ついさっきな」

総長「なんでまた?」

蓮「俺が引退する前にな。
気合を見ておきたかった。

闇市と争うぐらいやからな
結構期待してたんやけど」

総長「怪我してたってのは
野田さんと喧嘩したから?
ってことなんですかねぇ」

蓮「あぁ。そうや」

総長「零はどうでした?
気合入ってましたか?」

蓮「まったくやったわ。
なんにも感じなかったな」

俺が何を言いたいのかを
わかりだしてくれていた。

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ