幹部「何しに来ました?」
蓮「闇市の総長にな。
挨拶しに来たんやけど」
幹部「総長にですか?
ちょっと待ってて下さい」
幹部が総長を呼びに後ろへ
下がっていった。
少しすると出てきた。
蓮「お前が闇市総長か?」
総長「はい。去年から総長
やらしてもらってます」
蓮「零ともめてるらしいな
頻繁によく聞くねんけど」
総長「零を潰しとかないと
あいつらはうるさいんです
今日ぶつかったら決着を
つけようと思ってますが」
蓮「あ~。そうやったんか
でも今日は零は集会を
せーへんと思うねんけど」
総長「なんでですか?」
蓮「総長怪我してるから」
総長「そうなんですか?
じゃあ今がチャンスかぁ」
蓮「まぁチャンスやろな」
総長「そんじゃあ今日中に
零を潰してきますわぁ。
見とって下さいよ。羅針の
次の世代は俺らですから」
蓮「次の世代ってなんや?
今ここで取りにこいや」
総長「とれる訳ないです。
羅針総長は別格ですから」
蓮「別格やあらへんって。
なんか勘違いしてるって」
総長「勘違いしてませんよ
俺は野田さんの喧嘩を見た
ことがあるんですからね」
蓮「あん?俺の喧嘩を?」
総長「去年でしたっけね。
パタリロってチームの迫田
をシバイてましたよね?」
蓮「そういえばそんな事も
あったかなぁ・・・あんま
覚えてもないねんけどな」
総長「あのタイマン見た時
別格って思いましたよ」
蓮「そうかなぁ?」
総長「なんであんな強い人
が羅針なんやろ?って
思ったりしましたよ」
蓮「縁があったからな」
総長「でもあの喧嘩を見て
野田さんには勝てないって
わかりましたからなんとか
野田さんに認めてほしくて
やるしかないんですよね」
蓮「それを零を潰すって
事で証明したいんか?」
総長「そうですね」
蓮「そうなんか・・・」
俺が原因だとすぐわかった
今まで無視していた俺の
せいで長期的な争いに
なってたんだとわかった。
だから・・・俺は・・・
蓮「やり方が違うねんや。
零を潰したとしても俺には
何も伝わってこうへんぞ」
零に向いている方向を俺の
方向に切り替えたかった。
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