蓮「恵ちゃんはさぁ。
かわいいからモテルねん。
大学入ったらやっぱり友達
も変わると思うしたくさん
の人と出会うやろうし・・
遠距離恋愛してたら・・・
俺は嫉妬してしまうやろし
お互いにとってあかんよ。
マイナスにしかならへん」
彼女は泣き崩れていた。
だから俺は話を続けた。
蓮「もし・・・もしさぁ。
お互い大学を卒業して・・
お互い気持ちが今と変わる
事なくおったとしたら・・
その時俺と結婚してほしい
それが・・今の俺にできる
精一杯の約束やわ・・・」
恵「うん・・ひっく・・」
彼女は泣きながら頷いた。
俺は彼女の頭をなでていた
彼女の状態も落ち着いて
俺達は手を繋いで帰った。
恵「高校卒業するまでは
うちら付き合っとこうな」
蓮「うん。約束するよ」
守れる約束だけをした。
それからは彼女と一緒に
過ごす時間を大切にした。
そして日にちは過ぎて
冬休みに入っていった。
正月をだらだらと過ごして
冬休みもあっというまに
過ぎていった。
そして3学期に入った。
高校最後の学期だった。
蓮「後2ヶ月ぐらいかぁ」
卒業式は2月25日だ。
後2ヶ月ぐらいだった。
蓮「やり残しが多いなぁ」
もうすぐ俺も引退になる。
次の8代目も決めないと
いけないし最後にちゃんと
総長の姿を見せてやりたい
やる事が色々と多かった。
この頃になると色々な族が
抗争を起こしたりしていた
冬休み明けの集会で闇市と
零が争っているという話を
ちらほらと聞いた。
蓮「原因はなんやねんな」
滝「零の連中が駅前で
ナンパしてたらその女が
闇市の連中の彼女で喧嘩に
なったって聞いてるけど」
蓮「どうでもええ感じやな
そんなに争う事なんか?」
滝「さぁ?よくわからん」
たかがナンパしてただけで
争うような事か?と思った
手を出した訳でもないのに
蓮「ほっとけ。ほっとけ。
すぐに終わる争いやろ」
滝「羅針は関わらないって
ことでええんかな?」
蓮「うちは関係ないしな」
俺達には関係のない話だ。
だから介入はしなかった。
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