インカ陣はすごいよなぁ」
もし俺がインカに出会わず
に不良やってたとしたら
高校は中退してただろう。
そうなったら暴走行為に
はげんでいただけだろう。
楽して威張って普通の連中
をカツアゲしたりしていた
かもしれないし・・・
まず甘い考えでいただろう
そんで仕事は学歴が無くて
現場で下っ端だろうし過去
の武勇伝を語ってるのかな
よく他の族でOBが威張るの
と一緒の感じになるだろう
なーんか・・・なりたくは
ない将来だった気がする。
それに比べて・・・
インカの人達は高校卒業を
してちゃんと進学している
あんだけ暴れておいても
将来をしっかり掴んでいる
何が違ってたんだろうか？
俺はこの３年間ずっと
インカについていってて
気づいてわかった事がある
不良ってツッパッてるから
格好よく見えたりする。
ツッパル所でツッぱれずに
格好よく見えなかったら
それは本当の不良じゃない
だからかな。不良ってのは
格好よくないといけない。
道を威張って歩いていたり
世間に刃向かって生きる。
そう。つまり憧れになる。
あの先輩みたいになりたい
先輩みたいに強くなりたい
最強を夢見たり目指したり
それに青春をつぎ込んでく
そんな俺達は特別だと思う
これが不良の世界だった。
インカの場合は威張らない
常識外に強いのに威張らず
一般人と共存していた。
ロバートがそうしてたから
インカのみんなも勝手に
そうしてただけだと思う。
そしてなんでそうしてたか
がずっと不思議だった。
その理由が・・・わかった
インカは「力」と「金」の
両方を手に入れてたからだ
一般の世界で言う権力は金
不良の世界で言う権力は力
そしてそれを手に入れた後
維持していくのには仲間の
存在が必要になってくる。
どんな仲間が必要になるか
と言うと人間的に一流の人
が求められてくる。
どういう事かというと・・
周りに恥をかかせない人。
簡単な事を言うと礼儀や
挨拶ができるような人だ。
その為にアムリタ教典が
あって自分軸にしている
そして一流を作る考えが
算出できてきていた。
そう。インカは憧れよりも
なりたい人と思わせていた
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