g-1話　３年の春

引退して瀬戸と村田も引退をした。

本当だったら瀬戸と村田が
引っ張っていかなければ
いけない立場なんだけど
ロバートがいないインカに
２人共興味が無く引退した

なので初代インカメンバー
は全員いなくなり次の代へ
そのまま渡しただけだった

瀬戸は医者になるために
医学の勉強を始めていた。

学校を卒業してから海外の
大学受験を狙ってるらしい

工業高校から医大なんて
進学はほぼ不可能に近い。

そのために今の時期から
勉強をする為に頑張ってた

村田は村田で最後の１年は
普通の高校生で大人しく
過ごし大学へ行くと言った

みんな目標ができていた。

俺はと言うと・・・
何も決まってなんかいない

なーんか俺だけが残されて
しまっているみたいだった

蓮「俺も引退しようかなぁ
でも・・・なぁ・・・」

俺は一度自分の勝手で総長
を引退している身だった。

でも仲間の気持ちがあって
総長に復帰させてもらった

そんな仲間をまた簡単に
裏切る選択は選べなかった

自分の中で色々と悩んだ。

??「野田せんぱーい」

蓮「あぁ。なんや？」

??「もう。探しましたよ」

俺を探しに来たのは２年だ
生徒会についての相談だ。

２年「入学式が終わった後
後はどうしますかねぇ？」

蓮「さぁ？わからへんわ。
つーか。つまらへんから
俺は生徒会もう辞めるわ」

２年「えっ？なんで？」

蓮「しんどいだけやねん。
他にやる事も多いしな。
今日退部届け書いて出すわ
後はお前らで頑張れや」

２年「そんな。ちょっと」

瀬戸が生徒会を辞めてから
俺も辞めようと思っていた

やっぱり・・・ロバートも
瀬戸もいない生徒会は普通
すぎてつまんなかった。