第1265話 進む道

2016年5月12日木曜日

-エピローグ-

t f B! P L
そして・・・翌日・・・

蓮「ちょっと出てくる」

真帆「あたしも行くよ」

蓮「いや。明日から働く
会社に挨拶行くだけや」

真帆「えっ?そうなの」

蓮「夕方には帰るから」

俺は家を出て行った。
そして会社へ向かった。

蓮「ちはーっす」

宮根「あ?野田かいや」

蓮「お久しぶりですね。
5年ぶりぐらいですか」

宮根「どうでもええわ。
お前ちょっと手伝えや」

蓮「ええっ?マジで?
ってかわからないです」

宮根「どうにかせえや。
あー。ほんでお前明日から
建築の方入るんやろ?」

蓮「そうですけど・・・」

宮根「現場と設計と不動産
管理全部やらせるからって
小宮がずっと言ってたわ」

蓮「不動産なんてわからん
から不安になりますけど」

宮根「こっちも忙しく
なったら呼ぶからな~」

蓮「あんたらひどいって」

宮根「やっと使えるのが
来たから楽やねんやんか」

蓮「村田はどこですか?」

宮根「あいつは飲食関係の
マネージャーやらせるで」

蓮「村田は幹部候補かぁ。
なんかええなぁ・・・」

宮根「お前も幹部候補や。
お前と卓だけが幹部候補。
期待してるからな。新人」

蓮「まぁ期待に添えますよ
社訓があーなってたらね」

宮根「社訓はあれしかない
俺らはずっとあれやから」

書かれていた社訓。それは

fight is result.
winner is all.

戦って結果を出せ。
勝利こそが全てだ。

勝利の為に全てを差し出せ
求めるのは勝利だけだから

蓮「インカやんけ・・・」

宮根「遅刻とかすんなよ。
幹部候補が遅刻とかしたら
他の新入社員達に簡単に
なめられてしまうからな」

蓮「はい。わかりました」

宮根「そんじゃあ帰れや。
また明日ここに来いや」

蓮「わっかりましたぁ。
そんじゃあ失礼します」

挨拶をして外へ出た。

蓮「ロバート。見ててや。
あなたの残した大事な物を
俺も守らせてもらうから」

俺もやっと自立ができた。
自分で考えて出した答えが
昔の先輩達と一緒に過ごす

これが俺の選んだ答えだ。

瀬戸や鹿角さんと飛燕さん
は残念だけど離れていた。

瀬戸はドイツで医者になり
鹿角さんはバイク屋を開き
飛燕さんは公認会計士と
して独立していたから。

みんな連絡だけはしていた

お互い歩む道が違ってても
みんな仲間なんやから・・

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