宮根「明ぁ~。なんで
黙ったまんまやねんな。
何で話してくれへんねん」
瀬戸「ロバートが・・・
望んだ意思やったから」
宮根「望んだ意思?」
瀬戸「あぁ・・・みんなに
は最後まで元気な姿で人間
らしくしておきたかった。
それがロバートの意思や。
それを・・・崩されへん」
宮根「その話を聞いたら
俺達は崩れるんか?」
瀬戸「ロバートを・・・
怨むかもしれんくなる」
沢田「そんな事あるかい」
宮根「いや・・・待てや。
明の言ってることは多分
ほんまのことやと思うわ」
柴田「俺も・・そう思う」
安部「態度が・・・な」
宮根「明はロバートが退院
しても祝ってなかったから
多分・・・治ってない事を
知ってたんやと思うわ・・
治ったと思って浮かれてた
俺達がその原因を作って
しまってたってことやろ」
峰「だから・・・一緒に
遊ばなかったってこと?」
宮根「多分そうやろうな」
瀬戸「・・・」
蓮「すげぇ・・・」
だいたい推測通りだった。
瀬戸を信頼してたからこそ
できる推測でもあった・・
宮根「明・・大丈夫や・・
俺も覚悟できてるから」
村田「全部話してくれや」
瀬戸「言えないって・・・
さっきから言ってるやん」
瀬戸の態度は変わらない。
それに対して死神さん達は
怒りが表だってきていた。
宮根「ふー。あかん・・・
ちょっと落ち着かんとな」
瀬戸「俺は・・言わない」
宮根「てめぇ。明ぁ・・」
死神さんが殴りかかる。
バキィィ・・・
瀬戸「ぐはっ・・・」
宮根「えっ・・・?」
沢田「ふぅー。あかんわ。
その態度は許されへんわ」
魔人さんが殴っていた。
宮根「おい・・・魔人。
お前は殴るのやめとけや」
沢田「いや・・俺がやる。
明を殴るんは俺だけでいい
お前らは・・手を汚すな」
魔人さんは自分だけが・・
汚れ役でいいと思ってた。
前に殴ったのも魔人さん。
魔人さんだけが責任をとる
そうすれば崩壊することは
ないと思っていたから・・
瀬戸「俺は言わないから」
沢田「言えって。早く」
魔人さんが瀬戸を殴る。
魔人さんも辛そうだった。