由紀「和也。そろそろ時間
校門前にみんな来てるよ」
橋本「もうそんな時間か?
わかった。じゃあ帰るわ」
ロバートは退院後も忙しい
インカのみんなが退院祝い
と称して遊びに誘ってた。
蓮「校門前まで送ります。
ほら・・・瀬戸も来いや」
瀬戸「俺は・・・いいよ」
蓮「いいから来いって」
瀬戸は拒否していた。
だけど俺が無理に誘った。
しかし・・・
瀬戸「俺は行かへんねん」
瀬戸が俺の手を振り払った
一気に空気が悪くなった。
橋本「いいよ。野田君・・
見送りは大丈夫やからな」
ロバートは外へ出て行く。
由紀さん達も出て行った。
蓮「待って下さいよ」
俺もすぐに追いかけた。
羽田「いいの?明君・・・
そんな態度とってて・・」
瀬戸「・・・知らへんわ。
黙って入院しとけばいい。
学校なんて来んでええわ」
羽田「明君・・・」
瀬戸「・・・くそっ」
そして・・・俺達は・・・
蓮「すみません・・なんか
瀬戸が反抗してて・・・」
橋本「いいよ。いいよ。
明は望んでなかったから」
蓮「えっ?なにがです?」
橋本「・・・まぁいいや。
あいつは他とは違うから」
蓮「どういう意味です?」
宮根「おーい。ロバート」
柴田「ほんまに退院してる
とは思わへんかったけど」
橋本「心配かけたな」
校門の前ではみんなが
集まりロバートを待ってた
制服を着たロバートを見て
みんなやっぱり嬉しかった
そのままロバート達は全員
でどっかに向かっていった
蓮「さて・・戻るか・・」
俺は生徒室へ戻っていった
戻る途中に瀬戸と会った。
蓮「もう帰るんか?」
瀬戸「あぁ。もうええやろ
なんかもう疲れたわ・・」
蓮「なんでそんなに否定的
になってるねん?ロバート
が退院してんから喜べや」
瀬戸「治って退院してたら
俺は何も文句言ってへん」
蓮「えっ・・・?」
瀬戸「安心しろ。卒業式は
ちゃんと出席するから」
瀬戸は寂しそうに帰った。
なんか・・・辛かった・・