第1235話 2人の夢

2016年4月10日日曜日

第46部-願い-

t f B! P L
俺がなんとか話を出した。

蓮「そういえば・・・
お2人はもう卒業ですよね
卒業式っていつですか?」

柴田「もう来週やなぁ」

安部「2月25日や。
公立はみんな一緒やろ?」

公立高校の卒業式は全部
同じ日だった。

蓮「鹿角さんも飛燕さんも
進学校ですよね?進路は
どうなってるんですか?」

柴田「俺は春から徳島や」

安部「俺は福岡や。経済学
を学びたいと思ってる」

蓮「それは大学ですか?」

柴田「アホ。当然やんけ。
遊びに行くと思ったんか」

蓮「いや。だって・・・
2人は別々なんですか?」

柴田「あー。別々なるなぁ
しゃあないわ。お互いに
やりたい事違うねんから」

蓮「何したいんですか?」

柴田「こいつは会計が
やりたいらしいわ」

安部「こいつはバイク屋を
やりたいらしいから本当は
親の元へ研修員で雇って
もらう予定やってんけど
親に大学行けって言われて
悩んでる時にロバートに
相談したら大学で専門的な
ことを学んでからバイク屋
をすればええねんやって
言われたからそうしてん」

蓮「そうなんですか?」

柴田「その通りやけど。
しかもロバートは無茶やで
卒業したらすぐに独立して
やったらええねん言うし」

蓮「できそうですけどね」

柴田「その時の会計は飛燕
がやってくれる。俺は鹿角
に出資させてくれって・・
言われてしまったしなぁ」

安部「他にもそれから色々
やりたいことやったらいい
って言われてたやんけ」

柴田「そうやねんよなぁ。
大学行く意味あるんかな?
って思ったりするけどな。
技術と専門知識を学ぶって
のは武術と一緒やからな。
まぁ・・・卒業した後は
なかなか面白そうやわ」

安部「4年って早いかな?
高校の3年は早かったけど
大学の4年はどうやろな」

柴田「さぁ。どうやろう」

なんか大人っぽく見えた。

卒業する前の3年生って
こんなに大人っぽく見える
とは思っていなかった。

蓮「飛燕さんはなんで
経済学部なんですか?」

安部「俺は税理士になろう
と思ってたんやけど・・」

柴田「どうせなるやったら
公認会計士になれって
ロバートに言われてたな」

安部「そうやねんよなぁ。
めっちゃランク高いしな」

蓮「公認会計士・・・?」

税理士はわかるけども・・
公認会計士っていうのは
よくわかっていなかった。

公認会計士は税理士の資格
も持ち税理士登録をすると
税理士業務を行えるように
なり公認会計士の独占業務
として監査業務もできる。

経営コンサルディングと
して活躍する事もできる。

もちろん国家資格である。

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