第1203話 引退日

2016年3月9日水曜日

第45部-無力-

t f B! P L
蓮「そういえば・・・
昨日の事で何か聞いてる?
なんかあったとか・・・」

羽田「何も聞いてないけど
昨日なんかあったの?」

蓮「いや・・いいねんや。
ゴメン。別になんもない」

羽田さんが知らない・・・
って事はやっぱり変に心配
しすぎていたに過ぎない。

ひとまず安心ができた。
そして普通に授業を受ける

学校が終わって滝達に会い
東京での出来事を話した。

蓮「そんでやぁ。最後に
ロシアンルーレットやで」

滝「なんでそうなるねん」

蓮「知らんわ。ロバートの
する事はいつもえぐいし」

白木「俺にはできへんわ」

蓮「普通はできへんって。
俺もどんだけ勘弁してくれ
って思ったことか・・・」

久しぶりに会う仲間の存在
が改めて大事だと思った。

なんでだろう・・・
ふとそんな事を考えていた

滝「蓮。知ってるか?
四神の有也さんの事やけど
もう引退するんやってよ」

蓮「あれ?早くないか?
学校卒業してからって俺は
聞いてたんやけどなぁ~」

滝「もう須磨最強じゃない
から早く次の代に渡して
代替したいねんってよ」

蓮「そうか・・・」

俺とのタイマンで負けた事
でもう引退を決めたらしい

蓮「引退日はいつなん?」

白木「今週水曜日やって」

蓮「明後日やんけ」

あまりにも突然だった・・

滝「先週挨拶に来てたけど
蓮がおらんかったから」

蓮「あー。そうなんかぁ」

タイミングが合わなかった
ちゃんと挨拶に来てくれて
いたのに申し訳なかった。

蓮「有也の引退式ぐらいは
出席して見届けてやるか」

滝「先輩やったしなぁ~」

白木「色々あったもんな」

有也ともこれで終わりだ。
大事な戦友がいなくなる。

そうなると少し寂しくなる

そして・・明後日の水曜日
俺達は四神の集会所へ行く

集会所にはたくさんいた。
他の族も集まっていた。

蓮「おらぁ。来たったぞ。
引退式ぐらい派手にしろ」

俺が登場するとなぜか
歓声が起きていた。

蓮「あれ?なんでや?」

わけがわからなかった。
俺は四神じゃないので主役
より目立つわけにいかない

蓮「いや・・・あの・・・
なんか・・・すんません」

周りに頭を下げて挨拶した
低姿勢で挨拶をしておいた

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ