蓮「あのやぁ。村田ぁ」
俺は村田を呼び止めた。
村田「なんやねんな?」
蓮「そんなに心配しなくて
もロバートは大丈夫やって
あんまり心配すんなよな。
ロバートも悲しむって」
村田「ふっ。なぐさめか?
なぐさめてくれてるん?」
蓮「別にそんなつもりじゃ
ないんやけど・・・」
村田「ただの思い過ごし
やったらええねんけどな。
健康やったらええねんや。
ありがとうな。野田」
村田は去っていった。
初めて村田に感謝をされた
蓮「らしくないねんや」
感謝をされたい訳じゃない
いつも通り強い村田でいて
ほしかった・・・
俺も真っ直ぐ家に帰った。
蓮「龍太は・・・まだか」
龍太は帰りにバルゴさんと
アリエスさんと3人で行動
していたのを見かけた。
ロバートが倒れたことは
知らずに遊んでるんだろう
俺は自分の部屋へ行って
荷物を置き風呂に入って
日記を書いてからもう寝た
そして翌朝・・・いつもと
同じ毎日に戻り出した。
蓮「あー。体がいてぇ・・
でも・・・行くかなぁ」
今日からまた学校が始まる
1週間ぶりの学校だった。
学校へ着くと変わってない
いつもの風景に安心した。
教室に入ると驚かれていた
俺はインフルエンザって事
で1週間も休んでたことに
なってたので話を合わせた
旅行に行っていただなんて
誰にも言えなかった・・・
知らない人には・・・
羽田「野田くーん。東京の
旅行ってどうやったぁ?」
蓮「げっ・・・羽田さん」
羽田さんは知っていた。
俺がついていってたことに
羽田「お土産はないの?」
蓮「あるけど・・・はい」
ディズニーの文房具一式を
羽田さんにプレゼントした
彼女用と自分用に買ってた
んだけど・・・言えない。
羽田「わぁ。ありがとう。
めっちゃ嬉しいねんけど」
蓮「大事に使ってやって」
羽田「うん。ありがとう」
羽田さんが喜んでくれた。
なのでプレゼントをしても
別に後悔はしなかった。
そして俺達がいない間の
生徒会についても聞いた。
3年生の卒業式の予定や
行程の打ち合わせ程度で
新しい事は特になかった
あまり変わってないので
ひとまず安心した。