第1201話 旅行疲れ

2016年3月7日月曜日

第45部-無力-

t f B! P L
橋本「あれ?変やな・・」

ロバートが突然座り込んだ
明らかに様子がおかしい。

沢田「おい。ロバート。
大丈夫か?お前」

橋本「騒ぐなよ。魔人さん
ちょっと熱っぽいだけや。
風邪でも引いたみたいや」

村田「風邪・・・?」

瀬戸「ロバートが?」

蓮「どうしたんや?風邪は
別に珍しくないやんか」

村田と瀬戸が黙っていた。
何か考えているようだった

橋本「みんな大袈裟やねん
風邪がうつるとあかんから
俺から離れてくれや・・」

瀬戸がロバートに近づく。
そして腕をとった。

瀬戸「病院に行こう・・・
ただの風邪やないやろ?」

橋本「明・・・大丈夫や。
ただの風邪やろーし・・」

瀬戸「俺は小学校以来に
ロバートが風邪を引いた所
を一度も見たことがない。
ずっと太極拳やってきてて
五臓六腑も鍛えられてて
いまさら風邪はおかしい」

村田「なんかおかしいわ。
このまま病院にいこうや」

瀬戸と村田が異常なぐらい
ロバートを心配していた。

しかし・・・

橋本「大丈夫やって・・・
ちょっと休めばいけるよ。
疲れが出ただけやって」

宮根「旅行疲れやないか?
ちょっと貧血気味やしな。
ロバートはろくに休みなし
でおるんやから今までの
疲れがどっと出ただけや
ないんちゃうかな?」

旅行疲れともとれる症状だ
死神さんの言ってる言葉も
一理あった。

沢田「もう遅いからな。
明と卓は先に帰っておけ。
俺は明日も学校休みやから
ロバート少し見ておくわ」

時間は夜の10時半だった。

まだ2年生の俺達には明日
からまた学校が始まる。

それに・・俺達も疲れてた
全員旅行疲れが出ていた。

瀬戸「じゃあ任せますよ。
なんかあったら電話下さい
それじゃあお先帰ります」

村田「じゃあまた明日~」

蓮「お疲れさまでしたぁ」

宮根「気をつけて帰れよ」

俺達は先に家に帰った。

帰りの電車の中ではずっと
無言の状態になっていた。

ロバートが心配だった。

そして長田で瀬戸が降りて
俺と村田は須磨で降りた。

村田「じゃあな。野田」

蓮「あぁ。バイバイ・・」

村田と駅を降りて別れる。
村田のテンションも低い。

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