第1196話 根性勝負

2016年3月2日水曜日

第44部-遺恨戦争-

t f B! P L
橋本「やるやん。野田君。
よく逃げへんかったな」

蓮「逃げたかったですけど
逃げたら負けると思った」

そして・・・南雲の番だ。
確率は5分の2だった。

しかし・・・いつ当たりが
でるかはわからない・・・

次で出るかもしれない。
それがロシアンルーレット

南雲が銃選びで迷っていた
体が完全に硬直していた。

橋本「早くしろや。そんな
悩むなら俺が先やろか?」

ロバートが銃をとった。

カチッ・・・

橋本「ふー。セーフやわ。
ほれ。後はお前の番やぞ」

南雲をさらに追い込んだ。
ロバートが撃った方の銃は
さっき俺が撃った方だった

つまり・・後拳銃はひとつ
そして後3発だけだった。

蓮「降参するならしろよ。
もう出てもおかしくない」

橋本「たしかにそうやな。
一歩間違えると死ぬしね」

南雲「ひとつ教えてくれよ
なんであんた達は普通に
このゲームができる?」

蓮「バカか。びびってるわ
こんなん余裕でできるか」

橋本「俺はこういうのって
ずっと経験してきてるから
簡単に言えば慣れやな」

蓮「こんなゲームって・・
慣れるとかあるんです?」

橋本「ないけど。でも似た
ような感覚はあるねんや」

蓮「死線・・・ですか?」

橋本「そうそう」

南雲「お前らおかしいわ。
こんなんもうできへんわ」

蓮「あん?ギブアップか」

南雲「あぁ。もう無理や。
悪かった。勘弁してくれ」

南雲がギブアップをした。
そして俺に謝った・・・

根性勝負に俺は勝った。

蓮「じゃあこれで終わりか
俺の勝ちで終わりですね」

橋本「いや。まだやで。
賭けが成立しなくなるし」

蓮「えっ?賭けですか?」

橋本「俺が勝つか野田君が
勝つかで分かれてるねん。
ほら。野田君の番やで」

蓮「いや。もう無理です。
ギブです。ギブアップ~」

ロバートに嘆願をした。
これ以上は求めてないから

橋本「じゃあ俺の勝ちやな
よし。じゃあ終わりやな」

ロバートが銃をとって
サンドバッグに向けた。

ダアァアン・・・

橋本「入ってたんやな。
助かったな。南雲君」

もし次に南雲がギブせずに
撃っていれば死んでいた。

リアルに想像ができるので
めっちゃ怖くなってきた。

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