鹿角「やっと直結できた」
飛燕「さすがバイク屋やな
そんじゃあ行きますかぁ」
蓮「何やってんですか?」
何をやってるかと思ったら
見ていた単車をいじって
直結させてエンジンを
つけていた・・・
鹿角「早く乗れや。野田」
蓮「乗れって・・・」
飛燕「三ケツするねんや。
お前サングラスあるか?」
蓮「いえ・・・無いです」
安部「じゃあ貸してやる」
飛燕さんがサングラスを
俺に貸してくれた。
これをかけて走るらしい。
警察に覚えられないためだ
俺も単車の後ろに乗った。
柴田「よっしゃ。行くぞ」
ヴォン・・・ヴォーン・・
一気にギアを上げていく。
蓮「めっちゃ怖いって~」
安部「大丈夫や。鹿角は
運転めっちゃうまいから」
柴田「あれ?あかん・・」
蓮「うわぁ・・・何?」
単車がウイリーしだした。
体重が後ろにかかってた。
ガシャーン・・・ガガガッ
こけた。
店の駐車場を出る前に
いきなりこけていた。
鹿角「いてて。大丈夫?」
飛燕「俺は大丈夫やけど」
蓮「ハァ・・・ハァ・・・
受身とれててよかったぁ」
一瞬死ぬかと思った。
運転が上手いと聞いて安心
しきらずにいてよかった。
そして柔道で学んだ受身が
活かせた事で助かった。
??「俺の・・・バイクが」
柴田「ごめんな」
蓮「めっちゃ軽いやん」
サイドミラーが割れて
マフラーはへこんで
単車に傷がつきまくった
それをたった一言で・・
シャレにならない人達だ。
飛燕「また足探さないとな
どっかで族車探そうぜ~」
柴田「そうやな~」
こけた事を悪びれない。
なんか可哀想になってきた
この人達はやっぱり怖い。
不良側の人以上だった。
蓮「あの~。単車じゃなく
闇皇帝を探すのが目的じゃ
なかったでしたっけ?」
飛燕「足が無いと困るやん
見つけた所で足がないと
追いかけられへんやろ?」
柴田「バカやな。野田は」
蓮「確かにそうですけど
あれ~?なんでやろ?
俺が間違ってるんかな?」
この2人は遊び感覚だった
真剣に遊んでた感じだけど