??「なめんなよ。おい」
柴田「飛燕。任せたぞ」
安部「へいへい。よっと」
蓮「うわっ。早いって」
ゴッ・・・シュバッ・・・
一歩で間合いを詰めてアゴ
を正面から真っ直ぐ突いた
そしてもう1人に向かって
トラースキックで蹴った。
鹿角「あんまり壊すなよ。
色々聞く事もあるねんぞ」
飛燕「わかってるって。
手加減してるつもりやで」
蓮「蹴りがやっぱすげぇ。
2種類使い分けるんやな」
飛燕さんの蹴りがインカの
中で一番美しく強かった。
それはロバートも言ってて
蹴りの参考は飛燕さんの
蹴りを見て盗んで真似しろ
と言ってたぐらいだった。
蹴り方には格闘技によって
も違うが膝から突き出して
足先を伸ばすテコンドーや
ムエタイの蹴り方と空手の
ような太ももから蹴って
相手を吹き飛ばすような
蹴り方があるが飛燕さんは
両方を使い分けて蹴ってた
つまり同じ蹴り方がない。
その時与えたいダメージを
選んで人を蹴っていた。
安部「おーい。野田ぁ~。
こいつらに聞きだせやぁ」
蓮「はい。わかりました」
飛燕さんが倒した相手に
俺が色々と聞きだした。
飛燕「鹿角。まだかぁ?」
鹿角「待て。もうちょい」
飛燕さんと鹿角さんは
単車をいじったりしていた
蓮「お前ら横浜闇皇帝?」
??「いや。違う・・・」
蓮「あれ?違うんか?」
ちょっと予定外だった。
絶対に全国制覇をした族の
闇皇帝だと思っていた。
??「あんたら・・・
闇皇帝の連中なのか?」
蓮「いや。違うねんけど。
闇皇帝の奴シバキにきた」
??「はぁ?マジでか?」
蓮「なんで驚くねんや?」
俺らに対して驚いていた。
??「闇皇帝に喧嘩を売る奴
はもう俺達以外いねぇし」
蓮「あんたらも族か?」
??「あぁ。横浜愚連隊だ」
蓮「なんか。まんまやな」
??「あんたらはどうして
闇皇帝を狙ってるんだ?」
蓮「それはな・・・」
ヴォンヴォン・・ヴォーン
蓮「なんや?」
突然のバイク音に驚いた。
敵が来たと思って構えた。