風呂から上がってすっきり
して全員大広間で話しあう
3年生達はみんなで学校の
事や今までの事を話してた
中学生からの付き合いで
ずっとここまでやってきた
卒業してからもこうやって
ずっと付き合っていきたい
そんな願いと約束をしてた
橋本「進学しない者は会社
の社員になればいいねん。
事業拡大もできるからな」
卒業してからも一緒だ。
事業を拡大するためにも
社員の数は必要だった。
ロバートの考えは連鎖型で
ここまでやってきた連中を
そのまま社員にして任せて
事業を拡大する事だった。
そして実務経験させた後に
支部や役職を与えて任せる
ここまで一緒にやってきて
ロバートを見ている彼らは
きっちり結果に拘った。
だから任せられる。
経験が全て活きてくる。
インカの思想が会社の思想
にそのまま直結するから。
そこまで計算されていた。
蓮「やっぱりすげえわ。
ロバートは深すぎるなぁ」
卒業する前にロバートと
もっと触れておきたかった
見て学んで盗みたかった。
教えてくれないから・・・
それから翌日に備えて寝た
2日目の朝は早かった・・
だってディズニーランドへ
行くって決まってたから。
俺は6時に起きて外へ出て
いつもの日課をこなしてた
24式太極拳をしてから
テコンドーの型(プンセ)
と空手の型(平安の型)を
やってこなしていた。
橋本「あれ?野田君?
おはよう。まさか早朝鍛錬
してんのか?」
ロバートも外へ出てきた。
後ろには瀬戸も村田もいた
蓮「おはようございます。
ずっと日課でしてるんで」
橋本「へぇ。えらいね~」
瀬戸「えらくもないですよ
野田は褒めたらダメです」
蓮「えっ?なんでなん?」
村田「まだまだ弱いからや
鍛錬が足りへんのに調子に
のられたらうっといねん」
橋本「そこらへんのと比べ
たら強いんやないのか?」
瀬戸「そこらへんのと比べ
られても困りますからね」
蓮「うわっ。きっつ~。
認めてほしいねんけど~」
瀬戸と村田は厳しかった。
内弟子に満足はさせない。
満足させると求めなくなる
それが人間の心理欲求だ。