蓮「インカには何も被害は
なかったんか?」
瀬戸「なんもなかったな。
俺らは族じゃないからな」
蓮「そういえばそうかぁ」
全国制覇をする標的は族。
気合の入った不良を倒して
全国制覇と言えるからだ。
地元の裏の事は知らない。
闇皇帝は不良に聞いていき
神戸連合が最強だと聞いて
そう思っていたのだろう。
インカのことは知らない。
確かにインカは族じゃない
だけど闇皇帝が逃げたとも
さすがに思えなかった。
全国制覇で燃えている時に
相手にしていられない。
族じゃないのを相手には
していられなかっただろう
それよりも・・・
蓮「俺やぁ。1週間も学校
休んでたんは知ってた?」
瀬戸「知らへんって。理由
も聞く気はないねんけど。
そんじゃあ。またな」
蓮「興味持ってくれやぁ。
さすがに冷たすぎるって」
瀬戸「うっさいねん。俺は
旅行の計画で大変やねん」
蓮「旅行ってなんやねん」
瀬戸「先輩達がみんな卒業
するからインカで修学旅行
に行くねん。いちいちお前
に構ってられるかいやぁ」
瀬戸は俺に興味が無くて
教室に行こうとしていた。
龍太もこの旅行のことを
色々と決めていたんだろう
いつも通りの学校だった。
学校生活は何も変わって
なかったので安心した。
後は・・・羅針だ。
四神のことも気になる。
羅針がどうなってるかを
確認しなければいけない
羅針のメンバー全員に
メールを送っておいた。
そして・・・その日の夜
いつもの集会場所へ呼ぶ
来たのは3人だけだった
滝と白木はいなかった。
話を聞くと一番下っ端の
3人は闇皇帝との戦争の
時に滝に「逃げろ」と
言われて逃げたらしい。
蓮「無傷はお前らだけか
そうか・・・よかった」
兵隊「すいません・・」
蓮「いや謝らんでいい。
それより実際に見たその
闇皇帝を教えてくれや」
兵隊「すごかったんです
集会している時にわざと
俺達にぶつかってきて
人数が全然違いました。
500人ぐらいは・・・
いたと思います。
静岡や名古屋の特攻服を
着ていたのもいたので
県の連合軍のようでした」
蓮「県の連合軍か・・・
吸収しつつ動いてるとはな
本物が・・・おるんか?」
吸収しながら動くとなると
全国制覇も可能になる。