蓮「本気・・・なんか?
マジで全国制覇なんか?」
龍太「本気やろうな・・・
蓮も有也もやられたから
須磨はもう制圧されたな」
蓮「やられてへんわいや」
龍太「でも倒れてたんやろ
ステッカーを貼られてて」
蓮「・・そうやけどやぁ」
結果が・・・全てだった。
誰も俺と有也がタイマンを
張った後なんて知らない
やられてる姿だけを見ると
誰が見ても・・・闇皇帝に
やられたとしか見えない。
その時に言えなかったら
後は全て良い訳に聞こえる
だから俺は言わなかった。
蓮「はぁ。入院生活かぁ」
龍太「まぁゆっくり休めや
たまには休養も必要やろ」
蓮「もう帰るんか?」
龍太「あぁ。忙しいからな
俺はやることが多いねん」
蓮「なんかあるんか?」
龍太「お前には関係ない。
まぁ早く体を治せよな」
龍太は病室から出て行った
龍太は大学を推薦で合格し
進路はもう決まっていた。
彼女とのデートと思った。
俺は頭がキレていたから
そのまま1週間入院した。
そして・・・その間に・・
闇皇帝が全国制覇をしたと
いう話をうわさで聞いた。
兵庫の族で吸収された者達
がそう言っていた・・・
それを聞き闇皇帝に吸収
される族も増えだした。
何かあれば闇皇帝の看板。
闇皇帝に逆らうつもりか?
という脅しをかけるやつも
いっぱい増え出した。
須磨は・・羅針と四神だけ
が闇皇帝に入らなかった。
負けても断っていた・・・
何度言われても断ってた。
そして・・・1週間が経ち
やっと病院を退院した。
蓮「あー。長かったわぁ」
病院生活はつまんなかった
病院の外で太極拳をしたり
色々と基本鍛錬をしていた
色々と聞きたいこともある
学校も族も状況を知りたい
とりあえず学校へ向かった
1週間ぶりの学校だ。
俺はすぐに瀬戸を探した。
蓮「おーい。瀬戸ぉ~」
瀬戸「なんや?野田かい」
蓮「ちょっとええかなぁ?
闇皇帝って知ってるか?」
瀬戸「知らへんけど・・・
横浜から乗り込んできた族
が兵庫の族を潰したって話
のことを最近聞いたけど」
蓮「そうや。そのことや」
瀬戸は興味がなさそうだ。
インカには関係が無かった