蓮「へへっ。なんやねん。
俺の隙でも狙ってるんか」
力が抜けそうになる。
安心してしまいそうだった
有也「狙えたら狙うわいや
俺は・・・もう立てへん。
ほんまに負けたんやわ。」
蓮「おい・・マジか・・?
あー。しんどかったわぁ」
俺はその場にへたりこんだ
全身の力が一気に抜けた。
伸夫もかけよってきた。
有也の元に近寄った。
有也「最後に負けたな・・
お前・・・強くなったな」
蓮「バカ。結局1勝2敗で
俺の負け越しで終わりや。
それにこれで勝ったって
言えるかいや。地力では
やっぱり負けてたんやし」
有也「最後の最後で勝った
ほうがやっぱり勝ちやろ」
蓮「バーカ。俺が有也に
勝ったなんていらんねん。
須磨最強は有也でええねん
最強のまま引退しろや」
有也の立場を考えた。
有也の下の者の立場も。
そしてその場で話しこむ。
昔に戻ったみたいに話した
中学に入った頃を思い出す
そうして話をしていた時に
見慣れない連中がきた。
蓮「なんや・・特攻服?」
有也「どこの族なんや?」
??「おーい。お前らぁ。
このあたりの人間かぁ?」
俺と有也は睨みつける。
黙って睨み続けていた。
伸夫「なんや?お前ら」
??「このあたりで強いって
言われてる斉藤有也って
いうやつ知らないか?
そこの野村工業って学校で
一番強いって聞いたけど」
蓮「知りあいなんか?」
有也「知らんわ・・・」
ボソッと有也に聞いた。
有也は知らないと言った。
伸夫「なんのようなんや?
斉藤有也はそこにおるわ」
??「お前。むかつくなぁ。
喧嘩売ってる感じするよ」
ドボッ・・・
伸夫「うあっ・・・」
いきなり伸夫の腹を殴る。
??「雑魚じゃん。死ね」
アッパーをアゴに打ち倒す
蓮「おい。伸夫ぉ」
伸夫は殴られて倒れた。
そして残りのやつらから
リンチをされていた。
蓮「コラぁ・・やめろや」
有也「なにしとんねんや」
俺は体が重くなっていた。
気力をふりしぼって立つ。
有也も同じだっただろう。
??「次はお前らだなぁ~」
俺と有也が向かっていく。
体が重くて動きが遅くなる