第1139話 敗北宣言

2016年1月5日火曜日

第43部-防衛戦争-

t f B! P L
バキィッ・・・

俺のパンチだけが当たる。
もう終わったと思った。

しかし・・・

蓮「・・・違う」

有也の渾身のパンチに
なにか違和感を感じた。

力がろくに入っていない
それに表情が終わってない

有也「これが・・最後や」

蓮「なんかくるっ・・・
ぐおっ・・・おあっ・・」

ゴッ・・・パァーン・・
ズシャアアァァ・・・

俺はかなり吹き飛ばされた

有也が最後に狙ってたのは
左の大振りフックだった。

右で宣告をしたことで俺は
意識が右にいっていた。

しかしそれは有也の誘い。
本当の狙いは左だった。

右で宣告しその右を虚にし
実際は左に全てをかけた。

そうとはしらずに無警戒な
俺は避けれずにくらってた

有也がその場に座り込む。

有也「もう・・立つなよ」

もう有也は限界だった。

蓮「くそっ・・効いたぁ。
今のは・・・足にきたわ」

膝の感覚が無かった。
足がガクガク震えていた。

蓮「うおおおおりゃあ」

気合で俺は立ち上がった。
俺も有也に根性を見せた。

伸夫「まだ・・立つんか」

蓮「ハァ・・・ハァ・・・
まだ立てるぞ・・・俺は」

さっきの一撃はやばかった
もし右のパンチに違和感を
感じなかったらやられてた

それに違和感を感じてても
しっかり足にきていたので
かなりギリギリだった。

今までの俺だったらここで
もう立てなかっただろう。

しかし・・・俺はこれ以上
の打撃をもう経験していた

インカ最強魔人さんの打撃
は有也以上の打撃だった。

俺は魔人さんのパンチと
蹴りを何回も受けていた。

さすがに有也のパンチも
魔人さんに比べると弱い。

その痛みと比べると違う。
こんな痛みぐらい立てる。

有也「そうか・・俺は・・
もう立てへんわ・・・」

蓮「なっ・・・?えっ?」

有也「俺の負けや・・・」

突然の有也の敗北宣言。
現実が一瞬わからなくなる

蓮「マジで言ってんか?」

有也「あぁ・・・マジや。
蓮・・・お前の勝ちや」

突然自分から負けを認めた
有也が自分で負けを認めた

俺はとまどっていた。
まさか有也の口から負けを
認めると思わなかった。

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