第1138話 一撃必殺

2016年1月4日月曜日

第43部-防衛戦争-

t f B! P L
蓮「有也・・悪いな・・」

ドオォォオン・・・

有也が俺を投げつけた。
しかし・・・

有也「うっ・・あっ・・」

有也の額に肘を当てていた

俺を投げつけるのと同時に
有也は後頭部を打ちつけて
俺の肘の衝撃も加わって
何倍もの衝撃をうけていた

蓮「バックドロップはなぁ
後ろから投げたらあかん。
横から掴んで投げるねん」

道場で何度も魔人さんや
死神さんに面白半分で
投げつけられていたのが
このバックドロップだ。

そしてこのバックドロップ
については色々と注意点を
教えてもらっていた。

実践で使おうと思ったら
横に回りへそに手を廻して
小さな円で投げつける。

これが投げる側の考え。
受けるほうは相手の体の
一部を押さえるだけでいい

そうすると衝撃の逃げ場が
なくなってダメージを負う

有也がその場にうずくまる

伸夫「終わった・・か?」

有也「まだ・・・や・・」

有也がまだ起き上がる。

蓮「さすがやな・・有也。
やっぱりお前は尊敬する」

有也が根性を見せ出した。
もう限界なのはわかる。

しかし・・・立ってくる。
これが須磨最強の姿だった

有也「ハァ・・・ハァ・・
蓮・・・俺はもう限界や。
最後に一撃だけ・・・この
右拳に全力を込めて打つ」

蓮「はぁ?バカか?なんで
いちいち宣言するねんや」

有也が右手を前に出して
力を入れて俺に見せた。

有也「それじゃあ行くぞ」

有也が右手を後ろに下げる
一撃必殺の構えだった。

明らかに打つのがわかる。

蓮「はいそうですかーって
俺がくらうわけないやろ」

有也の最後の一撃をくらう
余裕なんて俺にはなかった

有也の左側にまわり込む。

ガンッ・・・ゴッ・・・

そして・・間合いをつめて
俺が有也を殴りつけた。

有也の右手に注意する。
俺は打たせない位置から
単発でパンチを打っていた

そして・・・

有也「今や・・うおおっ」

蓮「相打ち狙いかいや」

攻撃を打てないとわかり
俺のパンチに合わせて
相打ちを狙って攻撃にきた

蓮「バカか。わかってる」

俺は有也の渾身のパンチを
ギリギリでなんとかかわす

この時勝利を確信した。

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