第1137話 飛燕の技

2016年1月3日日曜日

第43部-防衛戦争-

t f B! P L
蓮「これ・・・いけるわ」

片膝をついてる有也を見て
大技が当たると判断をした

俺は・・大技を持ってた。
蹴り技の得意な飛燕さんに
教えてもらった必殺技。

ダンッ・・・ビュッ・・・

有也「・・・なにっ?」

蓮「死ねやぁ。有也」

有也の腕を軽く掴み片膝に
左足をのせて土台にしつつ
右の廻し蹴りを放った。

有也「ぐっ・・危ない」

有也が左手でガードをする
腕を出してガードしていた

蓮「ガードは無意味やぁ」

スッ・・・ドガァン・・・

有也「ぐおっ・・・あっ」

蓮「ミスったか・・・」

有也が後ろへ吹き飛んだ。

廻し蹴りは勢いをつける
ための動作に過ぎなかった

右足は有也の頭上を越えて
片膝にのせていた左足を
蹴って飛び体を捻る。

その左足の踵で顔を蹴る。
近接距離からの左の踵落し
を飛びつき当ててた。

本来なら頭に落とす技。
受けるほうは何が起こった
のかわからないので倒れる

そして腕ひしぎへ繋げる。
これが正しい技の流れだ。

しかし俺は顔に当たってた

ダメージを与えることが
できても失神させることは
できていなかった。

大技を当てるのは難しい。

蓮「有也・・・立てや」

俺はマウントを取らない。
お互い背負うものがあって
喧嘩をしている訳じゃない

こんなんで勝ったとしても
俺は何も納得がいかない。

有也「ぐおおおっ」

蓮「それで・・ええねん」

有也が体をひきずり起こす
しっかりと立ってきた。

有也「なんや・・今のは?
なんも見えへんかったぞ」

蓮「飛びつきの踵落しや。
インカの人の技やねんや」

有也はもうろうとしてた。
かなり今のが効いていた。

有也に近づき頭を引っ張る
そして顔面を蹴り込んだ。

有也「ぶっ・・くっ・・」

蓮「どうしたぁ?終わりか
もうギブアップかいやぁ」

有也「・・・隙ありやぞ。
不用意に近づくな。バカ」

蓮「なっ・・・?」

有也「うおおおおっ~」

有也が俺の腰に手を廻す。
そして後ろへ投げつける。

力だけでバックドロップ
を強引に持って投げた。

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