第1136話 強制

2016年1月2日土曜日

第43部-防衛戦争-

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伸夫「この喧嘩すげぇ・・
蓮と兄貴って互角やんけ」

伸夫はずっと見ていた。
直接喧嘩を見るのは怖い。

肉が引き裂かれる音・・・
血しぶきが出てる姿・・・

喧嘩を目を背けずに見ると
言葉が出なくなるほど怖い

有也「ぐっ・・・おおっ」

有也がゆっくり起き上がる

蓮「くそっ。早いやんけ」

俺もなんとか視覚を戻す。
俺もゆっくり立ち上がった

有也「そういえば・・・
蓮は投げがあったんやな。
完全に忘れてたわ・・・」

蓮「忘れてくれて助かった
そうせな危なかったわ」

有也「そろそろ体があった
まってきたわぁ。」

蓮「俺も一緒や。こっから
が本番や。行くぞコラぁ」

それからお互い殴りあった

有也は力任せに攻撃する。
俺は技術で攻撃をしてた。

蓮「この・・・バカ力が」

有也「この野郎・・・
ちょこまかしやがって」

そして・・・5分が過ぎる
かなり体力が奪われていた

有也「ハアハア・・強いな
相当強くなってるやんけ」

蓮「ハアハア・・・アホか
地力でやっぱ負けてるわ。
地力で勝てるって思って
たんやけど甘かったかな」

地力では有也の方が上だ。
それは認めざるをえない。

認めないと勝てなくなる。

有也「もう降参なんか?」

蓮「バーカ。降参せんわ。
有也さぁ。俺なぁ・・・
去年の春ぐらいからずっと
強制してきた事あるねん」

有也「強制してきた事?」

蓮「あぁ・・・俺はなぁ。
ずっと左手を使えるように
強制してきてんねんやわ」

瀬戸に言われてからずっと
やってきたこの強制。

有也「なに?なんでや?」

蓮「それは今からわかる」

有也との間合いを詰める。
そして左ジャブを顔に打つ

有也「ぐっ・・・コラぁ」

有也が左ジャブを気にする

蓮「脇腹ががらあきや」

有也の脇腹に右フックを
思いっきり打ちつける。

有也は力を入れて耐える。

有也「甘いねんや。」

蓮「そっちが甘いねんや」

左ジャブと右フックは虚。
死角から打つ左フックの
ための布石だった。

ダンッ・・・ゴンッ・・・

右足を強く踏み込み震脚を
うち左フックを顔面へ打つ

有也「ぐううっ・・・。
あかん。これはあかんわ」

有也の膝の力が抜ける。
しかし倒れきらない。

片膝をついて踏ん張った。

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