第1135話 防戦一方

2016年1月1日金曜日

第43部-防衛戦争-

t f B! P L
有也「ぐっ・・・重いな。
いつのまにこんな打撃を」

有也が防戦一方だった。

蓮「手加減すんな。ボケ。
いつまで守ってるねんや」

その時・・有也が俺の手を
掴んで反撃に転じた。

蓮「なっ・・・放せや」

有也「調子にのんなよ」

有也が全力で殴ってきた。
俺は手を掴まれてしまって
いるので防御ができない。

蓮「しまっ・・・た」

有也「死んでこいや」

ドガッ・・・

蓮「おおっ・・おおおっ」

有也のパンチをもろに受け
俺は後ろに飛ばされていた

一瞬全身から力が抜ける。
でも倒れるわけにいかない

壁に手をつきふんばった。

蓮「いってぇ・・・やっぱ
有也のパンチは効くわぁ」

有也「よそみをするなよ」

蓮「えっ・・・?」

ドゴッ・・・ズカッ・・・

有也はすぐに間合いを詰め
俺の顔を壁におさえつけた

そしてすぐ蹴りこんでくる
顔面ばかり蹴ってきた。

蓮「ぐあっ・・・がはっ」

有也「そんなもんかいやぁ
それがお前の実力かいや」

蓮「うっせぇ・・・な」

蹴る方向から有也の位置を
確認し有也に倒れこんだ。

蓮「ここか・・・掴んだ」

有也「・・・なんや?」

有也がふりはらおうとする
密着を嫌っていた。

密着した場合有効な打撃を
することができなくなる。

かなり深い技術がない限り
有効な打撃は打てない。

が・・・投げならできる。
俺は大内刈りをかけにいく

有也「うおっ。でも甘い」

有也が体勢を崩しながら
なんとかかわして踏ん張る

蓮「大内は虚や。狙いは」

ザッ・・バッ・・ダァァン

有也「ぐあっ・・・」

蓮「よし。上手くいった」

本当の狙いは内股だから。
大内で体勢を崩させてから
一気に内股で投げこんだ。

有也「ヤバイ・・・」

蓮「ぐっ・・・あかんわ」

有也は背中を強打していた
少しの間動けなくなってた

でも有也に追撃ができない
間合いをとることにした。

俺も顔を蹴られ続けていて
目をあけることができない

視覚を取り戻したかった。

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