第1134話 理由なき喧嘩

2015年12月31日木曜日

第43部-防衛戦争-

t f B! P L
それからまた冠位明稜帝に
通って色々と鍛錬をした。

そして1週間が過ぎていき
今度こそちゃんと準備した

3時に田長神社へ着いた。
有也と立会人が先に来てた

蓮「よぉ。有也待ったか?
久しぶりやな・・・伸夫」

伸夫「蓮・・・」

俺が選んだ立会人・・・
それは斉藤 伸夫だった。

俺と有也の両方を知ってる
のは伸夫だけだったから。

伸夫に強い兄の姿と昔の
友達の俺との喧嘩をただ
見てもらいたかった。

俺と有也の目指した不良
の道は簡単な道じゃない。

立場を利用して命令しない
下の者を動かし威張ってる
だけの道じゃあなかった。

何か感じてほしかった。
そして知ってほしかった。

俺はタバコに火をつけた。

蓮「スーッ。フーーッ・・
これ吸い終わったらやるぞ
それでええかな?有也?」

有也もタバコに火をつけた

有也「スーッ。フーーッ・・
あぁ。そうしようや」

蓮「伸夫は離れて見ておけ。
四神や羅針は関係ないから
絶対に俺達の邪魔すんなよ」

有也「立会人は見るだけや。
勝者と敗者だけを見ておけ」

伸夫「おう・・・わかった」

俺と有也で注意をする。
男と男のプライドをかけた
戦いを伸夫は知らないから。

教えてあげないといけない。
そして準備が整った。

俺はタバコを投げ捨てた。
有也もタバコを投げ捨てた。

蓮「そんじゃあ始めるか。
有也ぁ・・・本気で来いや」

有也「いちいちうっさいねん
お前こそ死ぬ気で来いや」

俺と有也は構え出した。
これが3回目のタイマンで
最後の有也とのタイマン。

喧嘩する理由は無い。
勝っても得る者が無い。

誰も得をしない喧嘩。
ただ殴りあうことでしか
本音を話しあえない。

伸夫にはわからないだろう。
俺と有也が喧嘩する理由って
拳で語りあうことだなんて。

蓮「ちっ・・・怖いやんけ」

有也が油断しているようには
見えなかった。そして・・・
前の喧嘩の時よりもその圧力
は大きく強かった。

有也「蓮・・よくここまで」

お互いに動けなかった。
ずっと隙をうかがっていた。

蓮「ふぅー。よしっ!!」

息を吐き筋肉を弛緩させる。
大きく一歩前へ踏み込んで
真っ直ぐ縦の突きを出した。

有也「早いっ。避けられん」

ドッ・・・ゴッ・・・

蓮「よっしゃあ。死ねやぁ」

先手をとったのは俺だった。
有也の顔にパンチが当たった

それから連続で攻撃を続ける

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