始業式も終わって帰る。
翌日はテストだったから。
学校ではちゃんと授業を
聞いてノートにとってる
ので成績はよかった。
蓮「あー。終わったぁ」
テストも終わってやっと
3学期が始まる感じだ。
3学期は授業も早く終わる
昼間でもう終わっていた。
3学期になると3年生は
学校に来る事が少なくなる
2月になるともうほとんど
学校に来ることはない。
つまり・・・細かく言えば
1月中で現役はもう終わる
蓮「電話は違うか・・・
いや・・・学校に行くか」
単車に乗って学校へ行く。
俺が向かった先は・・・
野村工業正門前。
正門の前で待っていた。
そして・・・出てきた。
蓮「よぉ・・・有也」
有也「蓮か?なんや?
こんな所で待ち伏せして」
蓮「もうすぐ卒業やろ?
最後に挨拶来たったんや」
有也「挨拶・・・か・・・
わかった。付き合おう」
蓮「後ろ乗れ。卒業間近で
単車ばれたらあかんやろ」
有也「じゃあ甘えるかな」
有也は単車通勤を控えて
電車通勤に変えていた。
卒業前に問題を起こして
しまうのはバカだから。
俺が有也に気を遣って
後ろに乗せて移動した。
神戸駅のモザイクへ入る
そこで少し話をしていた。
蓮「四神引退するんか?」
有也「あぁ。学校の卒業式
の翌日にするつもりや。
2月25日の予定やけど」
蓮「もう後ちょっとやん」
有也「そうやな・・・
3年間早かったわぁ」
有也が何か浸っていた。
有也は有也でこの3年間に
色々とあったのだろう。
蓮「四神引退する前にやぁ
俺とタイマン張ってくれ。
族の頭同士やなく個人的に
有也ともっかいやりたい」
有也「蓮とは終わったやろ
なんで俺とやりたいねん」
蓮「確認したいねん。
有也の強さをもっかいな」
有也「強いやつとやりたい
ならインカがおるやんけ。
蓮は知り合いなんやろ?」
蓮「インカの強さは別格や
一般的に強いって言っても
そう伝わらへんねんって。
有也もやってわかるやろ?
あの強さ説明できるか?」
有也「たしかに・・無理」
誰が想像できるだろうか。
見た目細い男と明らかに
強そうな男が戦って何も
できずに負けるなんてのは
八百長にしか思えない。
やった者にしかわからない
あの強さは比べられない。