瀬戸「お疲れさまでーす。
ただいま戻りましたぁ」
龍太「おう。お疲れさん。
無事終わったみたいやな」
村田「みんなは?」
瀬戸はロバートをソファー
にゆっくり寝かせていた。
龍太「連絡は入れたからな
もうすぐ戻ってくるやろ。
そんでロバートは・・・
まさかまた倒れたんか?」
瀬戸「すいません・・・」
龍太「何があったんや?」
その時全員が戻ってきた。
宮根「お~。お疲れぇ~」
沢田「大丈夫やったか?」
安部「おわっ。ロバート。
また倒れてるやんけ」
三浦「どうなったんや?」
柴田「守れんかったか?」
瀬戸「守れませんでした」
村田「全部話します・・」
瀬戸と村田は話をした。
警察上層部にたった一人で
乗り込んで交渉したことを
全員に細かく伝えた。
沢田「そうか。1人でか。
最悪を想定してたんやろな
もし最悪掴まった場合の
リスクを考えてたんやろ」
龍太「現行犯逮捕に加えて
3人共パクられるもんな」
宮根「無茶しまくるよな。
無理するしかなかったか」
瀬戸「みんなが文句言わず
動いてた気持ちもあるから
こんな無理したんですよ」
最悪の状態にならない為に
自分だけが無理をしていた
死神さんや魔人さん。
それに十傑達にリスクを
負わせた分自分にはもっと
重いリスクを背負わせた。
負けられない勝負に勝つ。
そして結果まで繋げた。
宮根「うちの大将ってや。
絶対に自慢できるよな?」
柴田「当たり前やんけ」
沢田「ロバートやないと
俺達は集まってないしな」
安部「それは一理あるな」
宮根「お前らみたいななぁ
ややこいのをまとめるって
めっちゃ難しいと思うわ」
沢田「お前もややこいし」
宮根「うっさい。ボケ」
柴田「おい。もめんなよ」
宮根「だいたい本来なぁ。
下につかへんような者達が
集まるのがおかしいねん」
沢田「そういえばそやな」
宮根「俺達にできへん事を
ロバートは普通にしてる。
今までよくややこい俺達を
まとめてきたと思うわ。
もう後1ヶ月ちょっとや。
ロバートに無理させへんと
俺達で守ってやろうや。
高校入ってからの3年間で
ロバートに守られてきた分
俺達も守ってやろうな」
柴田「わかってるわ」
安部「それが役目やろ」
無理をさせないように守る
彼らは心にそう決めていた