上層部は考え出していた。
さらに追いうちをかける。
橋本「もし断るのなら
公安委員会にも提出する」
永田「そこまで知ってる
なら断るのは無理ですな」
公安委員会とは警察を管理
する組織のことで5人の
公安委員による合議制の
行政委員会のことである。
簡単に言うと警察の上。
警察を管理する委員会だ。
坂崎「わかった約束する。
ただ約束してくれへんか?
このことは内密にすると」
橋本「約束しよう」
坂崎「1週間で懲戒免職を
させるようにする・・・」
橋本「この紙にサインしろ
口約束ではできん内容や」
逃げ道を完全にふさぐ。
しっかり紙にサインさせた
橋本「確かに。実行が確認
でき次第この紙は返すわ」
坂崎「司法取引か・・・」
橋本「バーカ。日本に司法
取引の制度は無いやんけ」
永田「お前・・詳しいな」
橋本「それじゃあ終わりや
後はゆっくりしてくれや。
楽しい時間を邪魔して
悪かったな。じゃあな」
ビュッ・・・タンッ・・・
ロバートはスッと去った。
そしてすぐに外へ出てった
坂崎「ふぅ・・すごいな」
永田「なんやったんです」
安永「わからん・・・でも
相当な実力者やったな」
坂崎「殺されると思った。
あんな奴初めてやったわ」
永田「さっきの話し・・・
どうするんですか?」
坂崎「懲戒免職させるわ。
それだけの理由があるわ」
安永「そうですね。全部
山口と向井ってやつのせい
にすれば問題ないですね」
坂崎「内々に処理をする。
絶対かぎつけられるなよ」
警察上層部も同じだった。
山口と向井がヤンキー達に
かぶせた罪と同じように
彼らは山口と向井に被せる
これが・・・大人の世界だ
警察だけでの話しではない
市役所や市長や政治家でも
裏では献金や汚職を色々と
行っていることが多い。
いけないと知ってやる。
悪いと知っててなぜやるか
それは・・バレないから。
バレるかバレないかだけだ
こういった事って言うのは
80%はバレない事が多い
20%の確率でバレる。
世間でばれているのは氷山
の一角なだけだったりする
世間は否定するがどうか?
もし・・・立場が違えば
答えは変わってくるだろう
人は間違いとわかってても
立場と権力により間違える