組手では俺は勝ったことが
ないしいつも遊ばれている
沢田「ならかかって来い」
蓮「怖ぇ・・・怖すぎる」
対峙するとやっぱり怖い。
だけど・・・これは喧嘩や
組手にはない攻撃で先手を
とって倒そうと考えた。
蓮「行くぞぉ。コラぁ」
間合いに入るとジャブが
一瞬で飛んで来る。
これはなんとかかわして
懐に入って金的を狙った
蓮「死ねやぁ。魔人!!」
金的を狙って蹴った。
ドガアァアンッ・・・
蓮「え?なんで・・・」
次の瞬間俺が殴られてた
俺がジャブをかわして
金的を蹴った瞬間に魔人
は腰を捻り足の位置を
変えて俺の蹴り上げの
軌道を外したのと同時に
ショートアッパーを全力
で45℃の角度で俺の顔に
打ち込んで吹き飛ばした
普通金的の防御は足を
閉じるか手で押さえ込む
しかし魔人は化勁を使う
足で化勁を使っていた。
魔人「まだ立てるか?」
蓮「いってぇ・・・」
今まで受けたどの痛み
よりも痛くて立てない。
力のある者が打撃技術を
使うとここまでの威力が
でるものなのかと思った
一発で全身が痺れていた
立とうと思っても足が
ふらついて立ちきれない
魔人「終わりや。もしな
実践でそうなったらお前
は逮捕されるだけやねん
だからいらんねん・・・
邪魔やから帰ってくれ」
蓮「まだ・・・やって」
黙って魔人は去っていく
でも俺は追いかけれない
立てずに倒れていた。
蓮「くそっ・・・」
仰向けになって空を見る
俺じゃあダメだった。
不良の世界では通じても
インカには通用しない。
悔しいなぁ・・・
今回ばかりは何もできない
俺は黙って待つ事にした。
インカの邪魔はしない・・
魔人さんとのタイマンは
俺への忠告だったから・・
そしてそれから3日間・・
龍太は友達の家で勉強を
するということで家には
帰ってこなかった。
1月7日・・・午後5時。
龍太が家に帰ってきた。
全てが終わったと聞いた。
俺は龍太から話を聞いた。