そして・・・さらに燃やす
単車を重ねて給油口を壊し
そこからガソリンが流れる
そこに相手のジッポを使い
単車の前に投げ込んだ。
ボッ・・・ボウウウッ!!
単車は一気に燃え上がる。
不良「あっ・・・ああっ」
俺は高校に入ったばかりに
これをやられた経験がある
ただ見る事しかできない。
宮根「冬に焚き火はいいね
ガソリン臭いの嫌やけど」
峰「さてと。これで終了。
後はあの後のことやな」
小宮「お前達はあの後に
警察に連行されたやろ。
そこで何を聞かれたんや」
ここまでやって正月に
絡んだ仕返しが終わった。
そして後は掴まった後の
話を聞きだしていた。
不良「あの後警察行って
留置所に入れられて・・・
俺達が警察手帳を盗んだり
拳銃を撃ったってことで
リーダーが逮捕されてる」
峰「お前らが?したことに
なってるんか?」
不良「そんなん・・・
してへんのにやぁ・・・」
小宮「そりゃそうやなぁ。
拳銃撃つ勇気もないやろし
警察もしばけれへんやろ」
宮根「でっちあげられたか
・・警察動いてないんか」
峰「面倒くさかったんやろ
警察の威信もあるしな」
警察は面倒な事はしない。
たった1人の男に警察が
あれだけボコボコにされて
応援要請もして逃がして
しまってた。
それよりもその現場にいる
不良達のせいにしたほうが
処理が早い。
それに不良の言う事は
一般人も警察も信じない。
なので問題なく処理できる
小宮「本当に腐ってるわ。
ファビオに報告せななぁ」
本来なら逃げれる話だ。
しかし逃げる気など無い。
インカはこれで終わらせる
ような集団ではなかった。
龍太「そうか。わかった」
橋本「なんて?」
龍太「現場に倒れてた連中
を犯人にしたみたいです」
橋本「ほう。誤認逮捕か」
龍太「計画的っぽいです」
橋本「国家暴力はそうや。
点数稼ぎで必死やからな」
龍太「動きますか?」
橋本「もう準備は整ってる
こっちも追い込んでくか」
この時のロバートは・・・
態度が表に出て怖かった。
格上相手に対するからか
殺気と怒りが出ていた。
勝利の会と呼ばれてた頃の
悪魔神官の顔が出ていた。