龍太「難しいですね・・・
警察は公務員なので結局は
完全縦社会制度ですから。
管区警察局を叩くべきですね
それが一番早いと思います」
橋本「そうか?俺は9階級
の7階級までを叩けばいいと
思ってるんやけどな」
警察は警察法第62条により
9階級制度に分かれている。
警察庁長官
警視総監
警視監
警視長
警視正
警視
警部
警部補
巡査部長
巡査長
巡査
警察署の課長クラスは警部
県警察部長クラスは警視正
ロバートは警察ではなくて
兵庫県警と戦おうとしてた
だんだん怖くなってきた。
普通警察の事なんてろくに
知らずに逆らうのが普通だ
ここまで詳しく知ってる
ロバートがおかしかった。
だけど・・・色々知ってる
からこそ戦えるのもわかる
知ってるから戦えるのだ。
知らなければ戦えなかった
孫子の兵法を使っていた。
「敵を知り己を知れば
百戦危うからず」
戦うべき時と戦わざるべき
時を見極めよ という
五箇条の仰の後に続く言葉
敵を知り自分を知ってれば
百回戦おうが何度戦おうが
勝つべくして勝てる。
これはインカの格上と戦う
時に対する考え方の基本。
油断も・・・隙も無かった
橋本「どうやって勝負を
していけばいいかな?」
ロバートは勝負師に聞いた
アリエス「後悔させましょ
警察って立場を利用してる
一般人は将来を潰すべきや
懲戒免職させるべきです」
橋本「ほう。そう来たか」
龍太「諭旨免職で考えてた
その方が簡単やないか?」
アリエス「諭旨免職やと
名前も職名も公開せんやん
それに警察には汚職が多い
それを使ったほうが早い」
橋本「そうか。一理ある」
蓮「何を言ってるんや?」
何を言ってるかわからない
懲戒免職はわかるけど・・
当時は何もわからなかった
高校3年生がこんなにも
知ってる方がおかしかった
その後も話は続いた。
そして・・作戦が決まった
橋本「ならこの方向でな」
アリエス「軍師バルゴにも
話は通しておきますので」
橋本「あぁ。頼むわ」
インカの指揮をとるのは
軍師に任せてロバートは
瀬戸と村田と一緒に動く。
そして・・・これにより
インカと国家暴力との
静かな戦争が始まる。