第1093話 殴り方

2015年11月20日金曜日

第41部-族の後盾-

t f B! P L
沢田「金に物を言わせて
ヤンキー達を味方にした
とでも思ってんのか?
お前の自分ルールだけで
他のヤンキー達は迷惑と
いう事もわからんのか。
金で動かんのもおるねん
そういう奴仲間にしろ」

殴り方が・・・変わった。
吹き飛ばさなくなった。

宮根「そこらへんで終われ
これ以上やったら死ぬぞ」

死神さんが手を止める。

魔人さんは手を放した。
カンはもう立てなかった。

沢田「寛太よ。家に帰れ。
親父に謝って頭を下げて
色々教えてもらってこい。
お前しかおらんねんから」

そして・・・去っていく。
インカの制裁が終わった。

血だらけになって倒れてる
ヤンキー達の姿があった。

俺達もその場から離れて
インカを追いかけていく。

蓮「おっと。財布と免許証
は返してもらわんとなー」

カンの持っていた俺の財布
と免許証を取り返した。

沢田「すまんかったな・・
色々手伝ってもらってや」

宮根「ただで手伝うかいや
お返ししてもらうからな」

死神さんが要求していた。
この2人は仲が悪いから
ただで手伝う事がなかった

その発言に俺達は驚いた。

蓮「えっ?それだったら
あいつらと一緒やんか?」

金で動く関係は弱い・・・
さっきそう言ってたのに。

沢田「何したらええねん」

宮根「大阪王将で奢れや。
俺チャーハン食べたいし」

瀬戸「俺も食べたいなぁ」

沢田「わかった。行こう」

蓮「そういうことかぁ」

大阪王将のチャーハンは
350円で食べれる。

お返しという程でもない。
350円でインカのトップ
が動くこともまず無かった

ただ・・素直じゃないから
貸し借りは作らせない。

貸し借りを作る関係だと
言いたいことも言えないし
借りがある方が弱くなる。

今回魔人さんの個人的な
問題を勝手に手伝った死神
さんが手伝った分の清算は
チャーハンの350円で
終わりって事だった。

それできれいさっぱり全て
清算して終わりって事だ。

それに対して瀬戸も2人に
は何も言わなかった。

お金で繋がる関係ではなく
貸し借りを作らない関係。

お互いが対等にいるための
2人だけのルールだった。

3人は単車に乗って移動
していった。

俺達も追いかけていった。
俺は見慣れているけど有也
や滝達が興味を示していた

黙って後ろを追いかけた。
そして王将の店についた。

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