カン「なんでおまえには
そんなに人が集まるねん？
力で制圧してへんのか？」
沢田「こいつらを力で制圧
できるわけないやんけ。
力で制圧する考えは中１の
時にもう卒業してるわ」
カン「それがわからん・・
でも俺はこう言われたんや
お前は清人を見習えって」
沢田「親父にか？」
カン「あぁ。そうやねん。
清人みたいに仲間を集めて
みろ。って言われたんや」
沢田「そんで金か？
金をばらまいたら人が
集まって来るってか？」
カン「・・・そうやろ」
沢田「間違いやないかな。
が・・正解でもないなぁ」
カン「どういうことや？」
沢田「金で集めた仲間は
金が切れたら終わりや。
お前の為に動くんやない。
そこを間違えたらあかん」
カン「・・・でもな」
宮根「ロバートの言葉や」
瀬戸「昔に魔人さんも同じ
こと言われてましたよね」
横から色々突っ込まれる。
イマイチ決まらなかった。
沢田「寛二に憧れてついて
くるやつらを仲間にしろや
金とかバックとかそんなん
関係ない仲間を作れって」
カン「簡単に言うけどなぁ
清人みたいにできへんねん
俺には金をばらまいて仲間
を作ることしかできへん」
宮根「お子ちゃまやな。
発想が貧相すぎるわ」
瀬戸「バカの兄はバカや。
そういうことでしょうね」
沢田「バカやな。寛二は。
金をばらまいて仲間を作る
なんて幼稚園児でもできる
20歳の言う事やないぞ？
自分で自分の恥を欠くな」
宮根「幼稚園児は無理や。
小学生からできるねんぞ」
沢田「寛二はいずれ人の上
に立つ立場なんやろ？
こんなところで暇こいてる
時間はないやろ？家戻れ」
カン「弟のくせに・・・
生意気な事言いやがって」
沢田「わからんやっちゃな
１人で生きてるとそんな頭
の悪いやつになるんかい」
魔人さんが近づいていく。
カン「なんや？殴るんか」
沢田「そのとーりっ」
ドカッ・・・
魔人さんは思いっきり殴る
技術も何も使わずにただ
思いっきり殴りつけた。
蓮「おおっ。すげぇ・・」
人が後ろに吹き飛んだ。
５ｍぐらい吹き飛んだ。
白木「あんなん死ぬやろ」
滝「有也さん以上やん」
有也「あれが・・・最強」
全員黙ってインカ最強の
喧嘩を見ていた。
