第951話 お見舞い

2015年7月1日水曜日

第36部-復活戦争-

t f B! P L
白木「実は最近までな・・
蓮が羅針の総長を引退した
っていうのは誰にも言って
なかった。秘密にしてた」

蓮「なんでなんや?
秘密にする意味ないやん」

白木「いや。意味はあった
蓮は気づいてないやろうが
羅針は蓮で持ってたんや。

それに滝がな・・・蓮は
必ず戻ってくるからって
幹部全員に言ってたからや
俺は滝を信じてたんや」

蓮「俺で持ってたってのは
どういうことなんや?」

白木「四神も神戸連合も
蓮のいる羅針を認めてた。
今年四月や・・・蓮が羅針
を辞めたのがバレたのは。
神戸連合にもバレて四神に
もバレて協力関係破棄や」

蓮「・・・」

確かに俺が引退したことを
知らない者は多かった。

今までそれが不思議だった
けどまさか滝が言ってない
とは思わなかった。

俺が自分から言っていた。
神戸連合の赤井さんの弟に

俺のせいで協力破棄された
自分で巻いた種だった。

白木「それをきっかけにな
羅針は雑魚と言われだした

それで俺も滝もいらついた
そんで雑魚とか言ってる
不良っぽい連中はシバイて
ずっと喧嘩してたんや。

いっぱいシバイた連中の中
にパタリロの連中がいた。

パタリロの連中の仕返しと
争って今になってるねん」

蓮「事情はわかったけど。
なんでそんな長引くんや?
もう4ヶ月争ってるやん」

白木「頭がわからんねん。
人数が多すぎてわからんわ
普通に私服でおるしな。
パタリロの総長ってのが
わからんから長引いてる。

俺もやられてしまったし。
いっぱいやられてきたわ。

後戦えるのは滝ぐらいや。
他の連中じゃ無理やしな」

蓮「ゲームっぽいんか?」

白木「そうかもしれん・・
パタリロにとってはただの
ゲーム感覚しれへんわ。
羅針を潰すっていうのは」

蓮「そうか・・・わかった
じゃあそろそろ帰るかな。
安静にしてさっさと直せ」

外へ出て行こうとした。

白木「蓮・・・あのやぁ」

蓮「ん?・・・なんや?」

白木「こんなこと・・・
頼むのおかしいけどやぁ。
滝を助けてやってくれや」

蓮「そやな。白木の代わり
をなんとかこなしてみるわ
役不足かもしれんけどな」

そう言って出て行った。
俺は黙って外へ出て行った

白木「役不足な訳ないわ。
頼んだぞ・・・総長」

白木は祈るだけだった。
それしかできなかったから

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