第939話 反省会

2015年6月19日金曜日

第35部-野球最終編-

t f B! P L
監督「今日見ていて思った
のは総合的に見て庫兵工業
がここまで来たのに驚いた
総合力は全然低いねんや。
それは気づいてたんか?」

荒木「それは思いました。
最初瀬戸のワンマンチーム
と思ってましたけど実は
もう1人橋本がいました。
2枚看板のチームでした」

監督「俺も最初は瀬戸だけ
を潰せばいいと思ってた。
そうすると大量点が入って
しっかり点差をつけてから
4番と勝負できてたからや

そうすればわかったやろう
4番を敬遠させた理由が。

しかし・・・できんかった
瀬戸を潰してもあの橋本が
あんなにすごいってのは
知らんかったわ・・・

あれが誤算やったんや。
なぁ。真木」

真木「はい。そうです。
それに橋本がキャッチャー
をして瀬戸が生き返った。
これも誤算でした」

監督「研究チームが見ても
わからんかった部分が多い
全部出してきたつもりでも
まだまだ隠されてたんや。

見破ったつもりやってもな
何重も罠をはってきてた。
徳報が騙されてたんやぞ。
あの瀬戸ってやつに・・・

結果こんな形での勝利や。
それにこんな苦戦もした」

荒木「確かに・・そうっす
余裕なんてなくなりました
負けそうな場面も多かった

でもひとつ疑問があります
真木。最後ピッチャーが
暴投した時に俺がホームに
行こうとした時止めたのは
なんでなんや?」

富岡「俺も聞きたいわ」

真木「黙っておきたい話や
一気に気分が落ち込むぞ」

荒木「教えてくれや・・・
あの意味がわからんねん」

富岡「もしかしたら俺が
打てずに三振してたら後悔
してるとこやってんぞ?」

監督「話してやってくれ」

真木「・・わかりました」

真木は見てた事を話した。
代走がアウトになったのに
セーフと判定された全て。

瀬戸が審判に抗議していた
のが全て本当の事だった。

それに対して橋本が審判の
顔を狙って投げていた。

その全てを事細かく話した

荒木「・・・マジかいや。
それやったらツーアウトに
なって・・・負けてた?」

真木「それはわからんわ。
その状況にならんとな。
ただ負けてた確率は高い」

荒木「くそっ・・・」

監督「悔しいかもしれん。
それでも勝者はお前達や。
胸張っていいねんぞ」

荒木「わかりました・・・
鳥田。もう病院にいけや。
肋骨やばいんやろ?もう
解散するから行ってこい」

鳥田「そうやな・・・
そろそろ行ってくるわ」

荒木「甲子園までに直せよ
お前は不動の1番打者や」

荒木は気持ちを切り替えた
他の5人も切り替えていた

これが王者の精神力だ。

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