第938話 勝者の気分

2015年6月18日木曜日

第35部-野球最終編-

t f B! P L
俺達はベンチへ戻った。

龍太「母さん見てた?
蓮も成長してるねんで」

母「うっ・・・ううっ」

龍太「もう泣きやんで」

母さんも泣いていた。
龍太が慰めていた。

村田「すごかったなぁ」

柴田「勝つと思ったけど
最後は実力差が出たな」

宮根「基礎と基本を
持ってた徳報のほうが
安定してたってことか」

安部「よくわからんわ。
ただ徳報が勝った・・・
徳報の方が強かったって
ことしかわからんわ」

峰「後で合流するかな」

小宮「外へ出とこうや。
外で待っておきたいわ」

村田達は外へ出て行った

その頃・・・徳報は・・
挨拶を済ませベンチへ。

荒木「ふぅー。疲れた」

富岡「・・危なかった」

後輩「お疲れさまです。
荒木先輩。富岡先輩」

荒木「俺はいいからやぁ
真木にタオル持っていけ」

後輩「はい。すいません」

真木は俺達のベンチを
ずっと見ていた。

後輩「真木さん・・・
お疲れ様でした」

真木「あぁ・・・
ありがとうな」

関元「おーい。真木ぃ
監督が呼んでるぞぉ。
ロッカー室に集合やと」

レギュラー達が呼ばれた
レギュラーだけの会議だ

真木はすぐに向かった。

ロッカー室に全員集まり
鍵を閉めて入れなくした

監督「今日の試合・・・
逆転勝利で勝ったな・・
よくやった。おめでとう」

全員「あざーっす・・・」

数人声が小さかった。

監督「その様子を見ると
何人か納得してないか?
荒木・真木・富岡・
鳥田・田口よ」

徳報の特別扱いの5人だ。
5人が素直に喜んでいない

富岡「勝つことには・・・
勝ちましたけど・・・」

鳥田「俺達・・・今日は
実力でちゃんと勝ったって
言っていいでしょうか?」

荒木「3番と4番を全打席
敬遠してエースを潰して
延長にまでなって相手の
ミスで逆転をして最後に
勝ったっていうのは・・」

田口「勝った気がしない。
こんな経験初めてです」

真木「・・・」

監督「ふむ。そうか・・」

5人は勝った気がしない。
納得がいってなかった。

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