蓮「負けるかいやぁ」
カキイイン・・・
ライト前へ飛んでいく
ライトが前へ走ってくる
蓮「くそっ。詰まった」
荒木の球威に押された。
勝負は俺の負けだった。
全員球の行方を見ていた
ライトがとれるかどうか
の面白い位置だったから
田口「くそっ・・・」
田口がスライディングし
手を前に伸ばして捕った
守備でアウトにされた。
しかしまだ終わってない
橋本「走れぇ。浅井~」
浅井がタッチアップで
ホームへ走っていた。
田口はすぐに立ち上がり
ホームへ返球をした。
しかし間に合わない。
浅井がホームへ帰った。
浅井「やったぞぉ~」
これで4対3になった。
荒木「1点とられたか
ちぇっ。やられたなぁ」
俺は負けたと思っていた
荒木も負けたと思ってた
俺は勝負に負けていた。
荒木は試合に負けていた
お互い重視していた部分
が違っていたので負けた
という感覚になっていた
荒木「さっ切り替えよ」
荒木はすぐに気持ちを
切り替えていた。
瀬戸とロバートを敬遠し
満塁になったが森野と
高科を三振にとっていた
スリーアウトでチェンジ
そして12回の裏を迎えた
俺達は円陣を組んでいた
瀬戸「浅井と松田が繋ぎ
野田が点をとってくれた
この1点は大事な1点や
これを決勝点にしようや
そんで俺達の優勝やっ」
全員「おう。」
橋本「最後にやっとくか
俺達の掛け声。今日は
やってなかったやろ?」
瀬戸「そうですね・・・
これが最後ですもんね」
松田「最後・・・?まだ
まだ先は長いんですよ。
甲子園に行くんですし」
浅井「そうやそうや」
蓮「・・・」
橋本「そうやったな。
悪い悪い。間違えたわ。
それじゃあ行くかぁ」
全員息を合わせていた。
橋本「敢闘賞なんてない。
勝利で強さを証明するぞ
勝利の為に全てを差し出せ
勝った者が強い。強い者
が勝つんやない」
全員「勝利の為に全てを
差し出せ。
勝った者が強い。強い者
が勝つんやない」
全員に気合が入った。
そして最後の守備についた