第931話 最後の攻撃

2015年6月11日木曜日

第35部-野球最終編-

t f B! P L
徳報の最後の攻撃は
9番の田口からだった

田口が打席に入った。

田口「俺には打てへんぞ
あんな早い球は・・・」

真木「遅いのだけ狙え。
遅いのは打ちゴロやぞ」

田口は遅いのを待つ。
田口は怖かっただろう。

遅いのを待っている時の
150kmの球は怖すぎた。

非常に勇気がいる行動だ
しかし遅いのは投げない

田口を3球で仕留めた。
全て150km台の球だった

瀬戸「あと2人ですよ」

橋本「後2人か~」

打順は1巡して鳥田だ。

真木「鳥田。出てくれ。
お前が塁にでな勝てんわ」

鳥田「わかってる・・・
でも・・・くそっ」

鳥田はいらいらしていた。
「打てない」と認めてた。

ただ鳥田は言わなかった。
言ってはいけない言葉だ。

何も言わずに打席に立つ
ロバートが球を投げた。

パアアアン・・・

審判「ストラーイック」

鳥田「くそっ。怖いわ」

鳥田はもうびびっていた。
しかし・・ベンチを見る。

ベンチは全員祈っていた。

鳥田「・・・期待してるか
くそっ。くそうっ!!」

鳥田が大きく構えだした。
打席の内側によってきた。

ロバートが球を投げた。
154kmのストレートだ。

内角いっぱいに投げた。

鳥田「・・・怖いわぁ」

ドスッ・・・

鳥田「ぐはっ。いてぇ」

蓮「おい・・・マジか」

瀬戸「勇気あるやないか
自分から当たってもただ
痛いだけやないか」

鳥田は避けずに自分から
当たりに行っていた。

自分から当たっていた。
どうみてもそう見えた。

しかし・・・

審判「デッドボーール。
バッター1塁へ」

観客席が盛り上がった。
徳報ベンチも盛り上がる

瀬戸「ちょっと待てや。
今のはどうみても自分
から当たってたやんけ」

瀬戸が審判に文句を言う
審判は判定を変えない。

一度出した判定が覆る
ようなことはなかった。

鳥田「肋骨が折れたか。
真木。後は頼んだぞ」

真木「任せておけや。
絶対に点を決めてやる」

鳥田は一塁で立てない。
代わりに代走が送られた

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