第927話 打つ手

2015年6月5日金曜日

第35部-野球最終編-

t f B! P L
10回の表に入った。
打順は1番の松田からだ。

松田は三振に打ち取られる
俺も三振に討ち取られた。

瀬戸とロバートは敬遠で
森野も三振に打ち取られた

荒木「おっしゃあ。」

荒木の球威が上がってた。
気合が球にも入っていた。

そこに王者の風格は無い。
持てる力を出してきていた

10回の裏はロバートが抑え
真木には150km台を3球で
三振にし続く富丘も三振。
関元も三振にとっていた。

11回もお互い3人ずつで
打ち取り投手戦になった。

そして・・・12回に入った
12回でこの試合が決着する
この回で全ての勝負がつく

打順は9番の浅井からだ。

浅井「くそっ。打ちたい」

荒木「ハァハァ・・・
くそっ。そろそろあかん」

マウンドはもう灼熱温度。
40℃近くになっていた。

荒木はここまで1人で
ずっと投げてきていた。

球数は150球を超えていた
気合だけで投げていた。

浅井「カーブ来い・・」

浅井はカーブを待ってた
荒木が振りかぶり投げる

それは落差の無いカーブ
それなりのカーブだった

浅井「きたぁ~。」

キイイン・・・

ライト前へヒットを打つ
歓声が大きく上がってた

浅井「打たれたか・・・
気持ちを切り替えるか」

続いて1番の松田の打席
松田が考えながら立った

松田「この場面・・・
どうするべきか・・・」

悩んでいた松田に対して
浅井がサインを出した。

荒木「ノーアウト1塁か
送りバントがあるかな」

真木「荒木~。牽制や。
盗塁に気をつけるねん」

浅井「読まれてたか・・
あかんさっきの無しや」

盗塁が読まれていた。
打つ手が無くなっていた

橋本「封じられたんかな
ほな俺がサイン出すか」

蓮「ロバート・・・?」

ロバートがベンチの前に
出てサインを出していた

しかしロバートのサイン
は前後の打順者だけしか
わからない。瀬戸と早川
だけしか知らなかった。

それを瀬戸が伝える。
瀬戸がロバートのサイン
を訳して浅井に伝えて
浅井が松田に伝えていた

荒木「サインだらけやな。
なんやねんこのサインは」

真木「どれがほんまや?」

これに徳報は惑わされる。
サインが3つも出てたから

真木もこれは読めなかった

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