9回は7番の結城から。
橋本「おい。結城」
結城「なんや?」
橋本「荒木の投げる球に
ヤマを張って振れや」
結城「ヤマを張る?」
橋本「荒木の球種は3つ
ストレートかカーブか
スライダーの3つやから
3回あるうちのストライク
にヤマを張った球が1回
ぐらいは来るやろしな」
結城「確かにな・・・
確立は高いかもな」
橋本「最初にヤマはった球
を途中で変更するなよ。
チャンスは少ないけど狙い
打ちの確率は大きくなる」
結城「わかった。やるわ」
橋本「頼んだぞ。結城」
結城が打席に入った。
荒木「雰囲気が違うな。
手を抜いてもあかんか」
荒木が振りかぶり投げる。
ストレートを投げてきた。
結城「きたっ。これや」
キイイン・・・
ファーストフライでアウト
球威に押されていた。
結城「あー・・・くそっ」
荒木「打たれてたまるか」
次に菅原が打席に入った。
菅原「こいやぁ。」
荒木が振りかぶって投げる
カーブを投げてきた。
菅原「これやっ・・・」
カキイイン・・・
打球は高く上がった。
しかし・・・レフトフライ
菅原「くそっ。なんでや」
荒木「外野まで運ばれたか
俺もバテテきたみたいや」
次に浅井が打席に入った。
浅井「繋げてやるわ・・」
荒木「こいつで終わりや」
荒木が振りかぶって投げる
カーブを投げてきた。
浅井は球を見送った。
続く2球目はストレート。
浅井「きたっ」
カキイイン・・・
山西「任せろ」
ショートが捌いて一塁へ
浅井はショートゴロだった
荒木「よっしゃあ」
3人できっちり抑えた。
流れが徳報に行った。
蓮「くそっ。ヤバイな」
瀬戸「まだ負けてないわ
裏もしっかり抑えるぞ」
3対3の同点のまま・・
9回の裏に入っていった