第921話 サインは一瞬

2015年5月30日土曜日

第35部-野球最終編-

t f B! P L
続く関元も三振にとる。

橋本「はい。チェンジ」

関元「こんな球速差・・
見たことないねんけど」

4番と5番を三振にとる
球速差についていけない

その球のスピードを調整
していたのは瀬戸だった

瀬戸が指を立てていた。

指を1本立てると80km
2本立てると120km
3本立てると150km

単純な事だがわからない
サインは一瞬だったから

真木「これはやばいわ。
150km台のストレート
だけやったら攻略できる
と思ってたんやけどな。
こんな秘密兵器が・・」

真木は言葉がつまった。
それほど絶望を与えてた

??「おい。撮ったんか?
ストレートの天才の球」

??「撮ってるけどや・・
遠いからどうやろうな」

蓮「外野はうっさいな」

外野では撮れたかどうか
をずっと話し合っていた

それほど大事な事だった

そして8回の表に入る。
打順は1番の松田からだ

松田「ここらへんで・・
打たんとあかんよなぁ」

1番の役割は2塁を狙え
なのにノーヒットだった

松田のプライドがあった
ここまでズタズタだった

しかし・・・打てない。
打ってもフライかゴロ。

ヒットが打てなかった。

松田「くっそぉ・・・
全然あかんやんか・・
最後の打席やったのに」

今回もゴロでアウトだ。
ずっと悔しがっていた。

荒木はずっと見ていた。

荒木「こいつら・・・
全員悔しがるよなぁ」

その姿勢が気になってた
気になりだしていた。

蓮「俺に任せておけや」

俺が打席に入って構えた

真木「受け継ぐんか・・
前の打者の悔しさの
モチベーションを一気に
上げていくためかいな」

悔しい態度を取る理由。
それは次の打者に悔しさ
を渡すためにやっていた

敵に見せてた訳じゃない
仲間に見せてただけだ。

荒木「なるほどな・・・
こいつら策略家やんけ」

荒木が球を投げてきた。
俺は全力でバットを振る

カキイィン・・・

荒木「なっ。ヤバイな」

蓮「いけぇ。入れやぁ」

センターが下がっていく
弾道も高く上がってた。

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