第914話 難しい判断

2015年5月23日土曜日

第35部-野球最終編-

t f B! P L
ひとつに絞った球種は・・
スライダーだった。

荒木「スライダーやろ。
満塁ゲッツーで終了や」

荒木が振りかぶって投げる
初球からスライダーできた

パアアン・・・

森野「わかってたのに・・
くっそぉ・・・なんでや」

森野は空振っていた。
荒木のスライダーのキレに
ついていけてなかった。

橋本「ヘッドごと振るねん
お前はヘッドが遅れてる」

森野「ヘッドごとですか」

橋本「腕だけで振るなよ。
体ごともっていくねんや」

森野はバッターボックスを
出て一度素振りをした。

森野「体ごと・・・振る」

そのスイングで森野から
緊張が取り除かれた。

橋本「そうそう。そうや。
それでいいねんや。それが
お前の本来のスイングや」

森野「ふぅ~。落ち着いた
よし・・・打ってやる」

森野が打席に戻った。
そしてバットを構えた。

荒木「さっきと違うなぁ。
ここに来て成長したか。
面倒くさいの多いなぁ」

荒木が振りかぶって投げる
またもスライダーを投げた

森野「今度こそ・・・」

森野は体ごと捻り振った。
ヘッドをきっちり回した。

カキイィィン・・・

蓮「くそっ。あかんか」

森野が打って全員走った。
森野はショートゴロだった

荒木「ショート~。頼む」

ショートが捌きにいく。
打球はとても早かった。

ショートは球を待ち構え
て待っていたが・・・
イレギュラーが起こった。

山西「うわっ・・・」

ショートが球をはじいた。
サードが球を捕球する。

俺はホームへ到達してた
2塁も3塁も間に合わない

1塁へ球を投げていた。

真木「違う。投げるなぁ」

バシュッ・・・タッ・・・

サードが一塁へ投げた時に
瀬戸が3塁を回っていた。
ロバートも2塁を蹴った。

観客席は一気に盛り上がる

荒木「これはヤバイやろ」

一塁はアウトになった。
そしてホームへ投げる。

荒木「あかん。無理やわ」

瀬戸の方が一瞬早かった。
瀬戸がホームへ帰っていた

瀬戸「よっしゃ。3点目」

2人が帰って3対1に。
ロバートは3塁にいた。

真木「これはやられたな。
今のは完璧な作戦やった」

ツーアウト3塁になった。
まだチャンスは続いていた

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