次のバッターは高科。
高科が打席に入った。
高科「打ちたい・・・
ここで打ったらさすがに
徳報でも嫌がるやろし」
高科にとっての初打席。
さすがに緊張していた。
荒木「絶対に打たせん」
荒木も気合が入っていた
高科を三振に打ち取った
高科「全然打てへん・・
くそぉ。チャンスが」
三塁にランナーを残した
まま攻守の交代になった
この回で2点が追加され
得点は3対1になった。
そして3回の裏に入る。
打順は3番の真木からだ
真木「2回目の対決やな
どう投げてくるかな?」
瀬戸「あいつか・・・
お前はきっちり抑える」
瀬戸の気合が上がった。
さっき打たれていたため
今回は抑える気が強い。
瀬戸が振りかぶり投げる
145kmのストレートだ。
真木「低い。ボールや」
パアァアン・・・
審判「ストラーイク」
真木「なるほどな・・・
確かにストライクやな。
球が伸びてるって事か」
続いて2球目を投げる。
同じコースに投げた。
真木「よし。バッチリ」
パアァアン・・・
審判「ストラーイク」
真木「なっ・・・。
ここでフォークかいや」
瀬戸「同じコースに同じ
球を投げる訳ないやろ」
真木「やるなァ。あいつ
さすがペテン師やなぁ」
真木は楽しそうだった。
そして真木が本気になる
富岡「あいつ本気やな。
ピッチャー認めたんか」
橋本「どうでもいいけど
捕る方の身になってや」
瀬戸は自由に思いっきり
投げていただけだった。
ノーサインで投げていた
ロバートは球筋や聴剄で
反応して捕っていた。
集中力をかなり使うので
精神的にすぐに疲れる。
9回まで持つか心配だ。
瀬戸が振りかぶり投げる
3球目はファールになる
真木「ストレートか・・
いや・・・変化球か」
真木は色々計算していた
配給から次の球を読む。
続く4球目・・・
山なりのスローカーブを
投げた。
真木「これもあったか」
真木のバットは空をきる
空振りで三振をとった。
2打席目は瀬戸が勝った